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完璧のオブシディアン ページ13

今朝のこと…



「淳太くん!!」



桐山はある者と登校していた



「分かってるって。叫ぶなや、照史」



それは同級生の中間であった



「途中から雄也も来るって」



桐山は最近、中間と話すようになっている



高木たちも桐山の紹介で中間と仲良くなったのだ



「あれ?風磨は?」



「遅刻。寝坊して電車乗り遅れたらしいで」



「あれま。今日は大変なのに」



2人は一緒に歩き、高木との待ち合わせ場所に着いた



「…雄也来てないな」



「連絡来てたわ。『あと5分で着く。待ってて』…雄也も寝坊か」



「まあまあ。待ってよか」



そこから2人は学校の話、進路の話をしていく



「淳太くん、大学進むんよな?」



「せや。照史は?」



「実家の店継ぐで。何とかやけどな」



他愛もない会話をしていると



「ーーーっ!?」



急に中間が頭を抑え、よろけた



「淳太くん?具合悪いん?」



もちろん、桐山は心配する



だが…



「照史…逃げ…て…」



中間は桐山に、逃げろという



「なんで?急にどないしたん!?…救急車!!」



桐山は携帯で救急車を呼ぼうとする



…それは叶わなかった



携帯を突然取られ、握りつぶされてしまう



「えっ…」



「別にええわ。救急車なんか」



目の前には制服を着た中間ではなく



どこか紳士らしい服装をした中間がいた



「淳太…くん?」



「誰や?淳太って」



その者はそのまま桐山を睨みつける



「…美味そうやな」



そして一言呟くと、桐山の首筋に噛み付いたのだ



「何…して…」



桐山は抵抗するが、徐々に思考回路が停止してきた



そして…オブシディアンが離れると同時に地面に崩れ落ちる



「照史くん?…オブシディアン!?」



焦点もままならない状態で高木の声がした



桐山は口を動かす



「オブシ…ちゃう。…淳太…くんや」



その声は高木に届かなかった



「…宝石の力持つ奴か」



「照史くんになにしたの!?」



「ただ血ぃ貰っただけやって。…宝石の力持つ奴の血って美味しいんかな?」



桐山はそのまま目を瞑り、意識を自然と手放した

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慧jump(プロフ) - ひ−さん» コメントありがとうございます♪明かされていない敵たちの正体もお楽しみに!! (2019年8月23日 20時) (レス) id: 51b819fa88 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - NMダイキング担さん» コメントありがとうございます♪まだまだ頑張って行きます!! (2019年8月23日 20時) (レス) id: 51b819fa88 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます♪コラボ小説の方にもコメントして頂き嬉しい限りです!!彼らの間に何があったのか?…楽しみに待っていてください!! (2019年8月23日 20時) (レス) id: 51b819fa88 (このIDを非表示/違反報告)
ひ− - いつも楽しく見させてもらってます! 敵がジャニ−ズの人だったとは... (2019年8月22日 23時) (レス) id: a15201971a (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - 移行おめでとうございます!これからも頑張ってください! (2019年8月20日 16時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl  
作成日時:2019年8月20日 0時

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