【小説版】恋の契約とフェリーダ王国【Part.2】 (ページ27)

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77話ミラルページ27

「は～、無事着いたね！シエンサに」

私達はシエンサのパーティ会場へ向っている途中だった

先程、リルマちゃんのお友達のセンカちゃんに会って一緒に行くことになった

人見知りな私は少し緊張していて中々センカちゃんと喋ることができなかったが、勇気を出して話しかけてみることにした

「あ、あの…！センカちゃん…。センカちゃんはスイーツでは何が好き…？」

言えた。

とりあえず、一番わかりやすく、会話が続くような話題を選んだつもりだ

「スイーツか？そうだな…甘い物なら全般好きだな」

「そうなんだ…！じゃあ、今度…一緒にスイーツとか…作ろっか？」

誘えた…！あ、でも迷惑だったらどうしよう…

そんなことを考えていると

「…それ、いいな。じゃあ…今度作るか？」

「…本当！？あ、ありがとう…！」

こんなに早くに仲良くなれるなんて…すっごい嬉しい！

センカちゃんの後に続いてリルマちゃんも口を開いた

「良かったじゃん、ミラル！
あ、なんかスイーツの話してたら本当にスイーツ食べたくなっちゃった」

スイーツか～…ここら辺に何かお店あったかな…？

周りを見てみるとすぐ近くにアイスクリーム屋さんがあるのを見つけた

「あ、あそこにアイスクリーム屋さんがあるよ…！」

「丁度いい、ここでひと休みするか」

「賛成～！！」

３人でアイスクリーム屋さんに入ると
見なれた人物を見つけた

「あれ？ハルくん？」

先にリルマちゃんがハルくんに声を掛けた

「おお、リルマちゃん達。３人揃ってどうしたんだ？」

「こんにちは、ハルくん。あ、あのシエンサのパーティに行く途中なんだけど、ひと休みしようと思って…」

「そうだったんだ。」

続いてリルマちゃんもハルくんに話しかけた

「ハルくんもパーティに行くの？私達と一緒だね！」

すると、リルマちゃんはハルくんの隣にいる女の子に少しにこっと笑い、話しかけた

「初めまして！ハルくんの彼女さん。私、リルマ・サマリータって言うの、よろしくね！こっちの二人はミラルとセンカって言うの」

と私達二人の紹介までしてくれた

私は慌ててぺこっとお辞儀をした

「え、えええ！？」

すると、次の瞬間、何故か彼女は顔を赤面しながら驚いた