状況整理 ページ3
ク「お…兄ちゃんから 離れて！」
クリスはエナードにライトの光を向ける
エジ「そうよ！今更何の用よ！」
「クリス…な…ﾝ で…？」
どうして‘あんな事’をしたのに…
僕を助けようとするんだ？
エジーも僕を裏切ってエナードを僕に入れたのに
ク「僕は…許すよ お兄ちゃん」
へにゃっと笑うクリス
エ「何、何ー？何の話ー？
僕にも詳しく〜」
クリスはエナードをｼﾞｯと見ながら
立ち塞がる様に僕の前へ行く
エジーはエナードを睨み付けている
エ「あはは〜
そんな熱烈な視線を送らないでよ〜
僕は危害を加えようとしてないんだからさ！
正直僕は何も知らないんだよー？
気づいたらまーた 君の中に居たんだよ
Eggs？」
ク「ほ…んと？」
エ「ホント ホント〜」
「お前の…卵じゃねぇよ……はぁ」
何故か、また 生きてる……何故だ
エジ「貴方はまだ死なせない…
ごめんね お兄ちゃん…私がもっと早くに気づけてたら…」
「エジーは悪くないよ」
エジーの頭をそっと撫でる
エジ「ぅ…うん」シュンとするエジー
ふと思う 此処は一体どこなんだ？
もしかして、此処が天国 なのか？
「なぁ、エジー此処はどこなんだ？」
首を振るエジー
エジ「わからない でも、私たちが
居た世界ではないわ窓の外を見てみて」
窓の方を指差す 僕はその方向をみると
目を見開いた
「何だアレ…」
今まで見た事ない 世界が広がっていた
近未来的で 不思議な世界
みな人と呼べるのか分からない
超人的な見た目をしていた
エ「わぁ！！凄い！
ファンタジー！！！」
もし、エナードが街中を歩いていたとしても
きっと違和感は……いやあるだろうな
「…本当に何が起きているんだ…」
ク「誰か…来る！」
急いで耳を澄ますと 足音が聞こえる
エ「まだ誰かいるのー？
だーれでーすかー？」好奇につられた足と目で
エジーは足音の主の元へ向かう
エ「あぁ…お前かー」
つまんなそうな反応を示すエナード
ようやく顔が見える…
「と…うさん。…」
ウィ「久しぶり…って程でもないかマイク
あの地獄は大分 応えたぞ？」
ぱっと見、紫が目立つ 僕によく似ている
茶髪の男がいた
「っ…」
父さんはナイフを取り出す
？「やめなさい！」エジーによく似た女性が
立ち塞がる
ク「ママ！」
クリスは女性にしがみ付くように抱きつく
そう、その女性は僕らの母さんだ
クレ「ウィリアム、今はそんな
状況じゃないでしょう？
今すぐソレを手放して！」
ウィ「ﾁｯ」父さんはすんなり手放した
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作者名：名も無き雑魚 | 作成日時：2020年7月21日 20時
