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番外編*14 ページ40

伊野尾くんの部屋の扉の前。




先ほど、峰川さんに連絡したところ、もう伊野尾くんは家にいるとのこと。




アアアアアアア緊張スルウウウウウウ。




そういえば、さっき私、さりげなく告白しちゃったよね?!



怒りながら告白しちゃったよ…。



思い出したらなおさら恥ずかしくなった。


無理無理入れない。


でも、今日、この勢いで行かなかったら何かと理由をつけて先延ばしにしそう。



先延ばしにして、またこんなことになったら、もう身がもたないよ。




固唾を飲んで、インターホンをおす。




中から気の抜けた、「はーい」と言う声が聞こえて、鍵を開ける音がする。



伊「どちら様…、…あれ?」



『ドウモ、コンバンハ』


恥ずかしすぎて言葉が出てこない。


伊野尾くんはキョトンとした顔で、「なんでいるの」って顔で見てくる。


『話が、あります…』


精一杯声に出したあと、地面に目が行った。



恥ずかしい恥ずかしい。



伊「上がってどうぞー」



さっきの楽屋での冷たい声とは打って変わって、


いつもと変わらない陽気な声で返事した伊野尾くん。




その声を聞けて少しだけ安心する。



それが見て取れたのか、私が玄関で靴を脱いでる間、伊野尾くんが鼻で笑ったのが聞こえた。




失礼なやつだな。



いつもだったら一言二言文句言ってやるけど、今日はそんなことをしに来たんじゃない。



リビングに着くと、伊野尾くんに促されて、ソファーに座る。



海外のゾンビ映画かゾンビドラマか知らないけど、それを見ていたのはわかった。



テレビ画面が、ゾンビに食べられそうなキャラクターのところで一時停止されてる。





私、絶対いいところを邪魔しちゃったじゃん。



伊「コーヒーでいい?」



キッチンから顔を出して訊かれる。



…コーヒー飲めないけど、



伊「あ、その顔は飲めないね。


お茶入れるね」



なんでわかったの?!


こわ!



じゃなくて、これから私は何を言おう。



いや、何を言いに来たんだっけ。



えっと、えっと…


なんて考えていると、伊野尾くんが二つコップを持って来て、一つ私に渡して来た。


中身を見るとコーヒーだった。



おい。



伊「ごめん。コーヒーかビールしかなかった。



だから、コーヒー牛乳にした」



牛乳あるじゃん!


牛乳でいいよ!



いや、伊野尾くんの家でも仮にも他人の家だから文句言うのはやめよう。


ありがたく受け取ろう。




うま。

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 伊野尾慧   
作品ジャンル:恋愛
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Strawberry ryosu(プロフ) - コメント失礼します。今日初めて読ませていただきました。とても面白くて番外編までいっきに読んでしまいました。更新ゆっくりでもしてくれると、とても嬉しいです。頑張ってください (2017年1月2日 0時) (レス) id: 04fc7e113e (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin☆ - なんかこのお話見たら、山田くんファンから伊野尾くんファンになっちゃいました笑いいお話ですね〜!番外編も頑張ってくださいね (2016年3月30日 0時) (レス) id: 468b78ebe2 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - すごく面白かったです。これからも、頑張って下さい!o(・`д・´。) (2016年3月6日 2時) (レス) id: ea0c9cf643 (このIDを非表示/違反報告)
美伊也 - 面白かったです☆本当はもう少し続いて欲しかった、、、新作も楽しみにしてます! (2016年2月21日 14時) (レス) id: f559627c24 (このIDを非表示/違反報告)
しゅた★(プロフ) - すっごい、面白かったです! (2016年2月20日 0時) (レス) id: 55881e8c6f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Haylee :D | 作成日時:2016年2月10日 0時

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