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そこから火が付いたのか、それともただのドMだったのか
私が何度無視しても心折れることなく喋りかけ続けて、1週間。
結局、私が折れた。
多分自分に友達がいない寂しさもあり、尚且つ彼も1人が多かったから同情してしまったのかもしれない。
『伊野尾くん、教科書見せて』
確か、数学の授業。
その一言が私から伊野尾くんに発した初めての言葉だった。
一度も忘れ物をした事のない、(自分で言うのもなんだが)成績優秀の私がそんな事するわけがない。
当時はまだ入学して1ヶ月経っておらず、定期テストも受けてなかったので彼は疑うことなく私の嘘を信じてくれた。
そして口元が緩みきっていた。
分かりやすい。
でも、私は後悔してることが1つだけあった。
彼が悩んでいることを知ってて、知らないふりをしていたことだ。
何に対して悩んでいたかはわからないが、学校のことはそのうちの1つである事はなんとなく分かっていた。
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Strawberry ryosu(プロフ) - コメント失礼します。今日初めて読ませていただきました。とても面白くて番外編までいっきに読んでしまいました。更新ゆっくりでもしてくれると、とても嬉しいです。頑張ってください (2017年1月2日 0時) (レス) id: 04fc7e113e (このIDを非表示/違反報告)
pumpkin☆ - なんかこのお話見たら、山田くんファンから伊野尾くんファンになっちゃいました笑いいお話ですね〜!番外編も頑張ってくださいね (2016年3月30日 0時) (レス) id: 468b78ebe2 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - すごく面白かったです。これからも、頑張って下さい!o(・`д・´。) (2016年3月6日 2時) (レス) id: ea0c9cf643 (このIDを非表示/違反報告)
美伊也 - 面白かったです☆本当はもう少し続いて欲しかった、、、新作も楽しみにしてます! (2016年2月21日 14時) (レス) id: f559627c24 (このIDを非表示/違反報告)
しゅた★(プロフ) - すっごい、面白かったです! (2016年2月20日 0時) (レス) id: 55881e8c6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haylee :D | 作成日時:2016年2月10日 0時