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yellow side
「亮、こんなトコで何してん」
「こんなに頭へ雪被って……」
頭の雪払い除けながら、怒ってんのか呆れてんのかわからん声色で俺の事を聞いてくるけど、やっぱり上手く喋られへん。
「ココじゃアカン」
「エエから、ウチ入ろ」
身体を纏ってる俺の腕を解いたら、指先までキンキンに冷えた俺の手を撫でてすばるくんは軽い溜め息をついた。
手が離れてマンションの中に入ろうとしたから、咄嗟に足がすくんで止まってもうた。
「い……ややぁ……」
「すばるく……いったぁ……いやゃ……」
「……亮？」
「転勤……するんやろ……俺のせいで」
「もう俺ん事見たないから……」
「や……亮なに言うて」
「すばく……ゴメ……」
「だいすきやから……はなれたない……」
「せやから……いっちゃ……ややぁ……」
「ごめ……すばるく……ごめ……」
「亮」
言いたい事が上手く伝えられないもどかしさから涙が溢れてきたら、今度はすばるくんが俺の身体を抱き締めてくれた。
「わかった」
「わかったから……亮、ウチ入ろ」
「うぅ……すば……く……」
何言うてんのか自分でも全然わからへん。
それでも思うてる事伝えたくて必死に言葉探した。
抱かれたまま背中擦られて。
どうにかすばるくんに宥められて落ち着き取り戻したら、ふぅーと大きく深呼吸をする。
「……スンマセン」
「よし……歩けるか？」
うんって小さく頷いたら、身体が離れて指先を絡ませた。
「何があったんか知らんけど」
「あんま……心配させんといて」
「……ハイ」
俯いてた顔を上げたら、穏やかな表情ですばるくんが俺の事見つめてた。
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にがこ(プロフ) - ゆずさん» ゆずさん、返事遅くなってゴメンなさい。続編希望ありがとうございます！どこかでふと書けたら良いなぁとは思ってるので、完成した時には遊びに来てやって下さいね！ (2017年9月6日 0時) (
レス) id: bfbb34681f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - いつも楽しみ読んでいます。その後の4人が気になってしまうので、ぜひ、続編をお願いします。 (2017年9月2日 23時) (レス) id: 5eebeff83f (このIDを非表示/違反報告)
にがこ(プロフ) - すばはま∞さん» すばはまさんありがとうございます♪気まずい良いですね、私も良さに気付いてしまいました 笑。ハッピーエンドで終わってたら、その先の2人も見てみたいですよね♪私もまた書きたいなと思ってるので、その時にはまた遊びに来てくださいねー！ (2017年3月19日 7時) (レス) id: 1c94576c40 (このIDを非表示/違反報告)
にがこ(プロフ) - いちさん» いちさんありがとうございます！展開も楽しんで貰えて良かったです♪横山さんのクールな中にある可愛さ、結構ツボなんですよね 笑。次回も是非ヨロシクお願いします！ (2017年3月19日 7時) (レス) id: 1c94576c40 (このIDを非表示/違反報告)
すばはま∞(プロフ) - 今更ですが、完結おめでとうございます！気まずい大好きな自分としては物凄くドキドキしながら拝見させて頂いてました！素敵な作品をありがとうございます(^^)贅沢な事を言うと、同棲を始めてからの2人も見てみたいなと思っちゃいました！次回作も楽しみに待機してます (2017年3月19日 5時) (レス) id: 01026d4560 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にがこ
| 作成日時：2017年3月4日 16時
