ニコイチには戻らない【望月穂波】 (ページ8)

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ある日のことだった。

望月さんにお昼を誘われたのは。

何かキッカケがあったわけじゃない
接点も全くない
なんならペアワーク以外で話をしたことがない

それなのに、急にお昼に誘われたのだ
驚いたが、すぐ冷静になった。

どうせ気の弱い彼女のことだ。食べる友達がいなくて都合が悪くなったからいつも一人で食べている私を狙ったのだろう。

勝手にそんなことを思ったが、そうでもなさそうだった。

いつも一緒に昼をたべているかのんさん達は望月さんに手招きをしていた。それを申し訳なさそうな顔をして断る望月さん。

彼女は本当に私とお昼を食べたかっただけらしい。

素直にちょっと嬉しい……けれど、
私はひとりでいるのが好きだから。

『(それに、望月さんのこと好きじゃないし…)』

他の人と同じように断ろうと思った。

でも

彼女の恥じらう姿を見ていると
なぜだか断るに断れなかった

(またドキドキしてる………うざ)

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「かのん」というキャラクターはプロセカに登場していません。
私が勝手に考えたキャラクターです。混乱をまねかないために一応言っておきます！