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「でも、そんなことできるんすか？」
......正直、無理難題だ。
「......人間界が、めちゃくちゃになるかもしれない。」
「......！」
化け物が、八人。暴れ回れば人間は......一体どうなることか、分からない。
「もしかして、それが目的？」
「人間を、滅する......？人間界を壊す......？」
んな馬鹿な。私達サーヴァンプにとって人間はなくてはならないもの。第一それ以前に自分たち以外の世界を荒らすだなんて、考えられない。まず考えになかった、常識はずれの行為。天界ならば天使は追放になり、この国ならば首が飛んでいた。そのくらい、リューゲンベルクでは『人間への危害を与える行為』『自分以外の世界を荒らす』ことはいけないこと......違法である。
「どっちみち、俺らが生きる為には......戦わなあかんのか。」
オスマンはトルコ帽をゆっくりと取り、掌の上に乗せる。それが何を意味するのかは私には分からない、が。彼程頭がよければ今迄の話が示すものは分かるのであろう。我々国で戦争は珍しいことではないらしい。相手が人間ならば、の話だが。ぴくとはぴんと伸ばした背筋を保ったまま、きょー、私、オスマンの目を交互に見つめ続けている。
「サーヴァンプは特別仲が良い訳ではないし、組み合わせによっては寧ろ不仲だったりする。」
「でも、自分たちを滅ぼすかもしれない共通の敵が現れたなら。......動くやろ。」
仲間を増やす。それが、私達がやるべき第一。七人のサーヴァンプのうち、二人はもう結託している。全員が同じ方向に、同じ思いで進まなければぺいんとは......分からない。人間界は、分からない。あの時のようにバラバラにならぬよう、後悔などしないよう。今度こそ、慎重に。
七人から二人を除いた五人。
二人とも、考えることは同じ。先ず声をかけるべき相手。相手に対抗すべく、取るべきカード。それは......
「「
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myona859(プロフ) - コメ失礼します！この作品、漫画のSERVAMPを真似していますか…？誰も知らない兄弟がいたり、名前を呼んだら仮契約したりする所が似ているので…違ったらすみません！ (2020年4月7日 17時) (
レス) id: b40e1d4ca9 (このIDを非表示/違反報告)
闇夜(プロフ) - 貴方の作風、この作品の設定、もう全部に惚れてしまったのでコメしてしまいました。応援してます、続編待ってます！ (2020年2月12日 23時) (レス) id: ee6d8feaa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなし | 作成日時：2020年1月4日 11時
