白黒【ONE-PIECE】 (ページ1)

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広い海

見渡す限り海

島の一つも見えない

そんなところで

ル「ザンジーーーー」

お腹を空かせたルフィ

サ「食料はもう全部カラだ
　あれだけ言ったのに」

ナ「あんたのせいよ！ルフィ！」

ため息をつくサンジに

げんこつを入れるナミ

すべての原因は船長のルフィである

ル「だってよ〜」

積んだ食料をすべて食い尽くしてしまった

チョ「ナミ〜、どこかに島ないのか〜？」

ゾ「このままだと餓死するぞ」

ウ「それだけは嫌だ〜！」

皆が腹を空かせ次の島はいつ着くのか
途方に暮れている

ロ「あら、島が見えたわ」

ロビンの指差す方に一斉に顔を向けた

そこには雪の降る島が一つ見えた

ナ「え、うそっ、」

サ「ナミさん？」

ナミの声に今度は皆がナミの方へ顔を向けた

ナミはログポースを見ながら
呟いた

ナ「さっきまで何も反応なかったのに…」

尋常じゃない動きを見せるログポースに
口に手を当て言葉に詰まる

ル「うおぉ！すっげぇ！」

しかし、それを面白そうに見るルフィ

ウ「ここには行くなと言っている！
　俺にはわかるぞ！
　なぁ、ルフィ！」

ウソップの嫌な予感は当たるだろう

ゾ「無駄だ」

ル「ここに行くぞ！」

なぜならルフィがここに行かないわけがないから

ウ「うそだろぉ〜、」

チョッパーにウソップ、ナミは動揺している

しかし、ルフィは笑顔だ

他のメンバーは仕方がないといった表情を浮かべている

ロ「寒そうね」

皆は上陸の準備を始めた