『何事？』麦わら一味がやってきた (ページ8)

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部活動は終わった

今はゾロの着替えを待っている

普通は女子の私の方が時間がかかりそうだけど私はいつも一番に部室を出る

ゾロ「わりぃ、またせたな」

『ううん。大丈夫』

私はゾロの後ろをついていく

歩幅が全然違うなぁ
なんて呑気に考えている

『ねぇ、ゾロ。
すごいでしょ、みんな』

ゾロ「あぁ、一番は透だけどな
今度手合わせしようぜ」

『そんなこと無いよ
でも、お願いします。楽しそう』

会話はここで終わった

でも、無言の時間は居心地が悪いものではなかった
むしろ、心地がいい

『ゾロ、こっち』

時々道間違えるけど、

家につくと騒がしい声が聞こえてきた

ナミ「うるさいっての！」

ナミの怒鳴り声にげんこつの音が響く

中に入ればルフィたちは正座していた

ナミ「あ！お帰り〜透！」

ｻﾝｼﾞ「お帰り！透ちゃん」

ルフィ「おぉ！お帰り透！」

ｳｿｯﾌﾟ「おっかえり〜！」
ﾁｮｯﾊﾟｰ「おっかえり〜！」

ロビン「おかえりなさい」

ﾌﾗﾝｷｰ「スーパーーーー！」

ﾌﾞﾙｯｸ「おかえりなさいませ。パンツ見せてもらっていいですか？」

『た、ただいま』

一人暮らしが始まって行ってきますやただいまをいわなくなっていたからこの言葉に胸がむず痒くなった
一部を覗いて

部屋着に着替えてしばらくするとリビングからいい香りがした

今日もサンジが美味しい夕飯を作ってくれている

『ありがとう。サンジ』

ｻﾝｼﾞ「透ちゃんのためなら朝飯前さ！」

ルフィたちはキラキラした眼差しをキッチンにずっと向けていた

耳と尻尾が見えた気がするのは私だけだろうか

そんなみんなを横目に私は教科書を広げる

『やるか、』

ナミ「何やるの？」

『勉強だよ』

ナミ「へぇ〜、熱心ね」

『そんなこと無いよ。
　ただ、来週末から試験だから』

ナミ「え？」

ルフィ「試験ってなんだ？」

『え？』

ｳｿｯﾌﾟ「そう言えば先生が言ってたな……;;;;」

ﾌﾗﾝｷｰ「ｽｰｰｰﾊﾟｰｰｰｰ……」

『ピンチじゃん！！』

ゾロ「…んだよ、なんの騒ぎだ？」

ナミ「寝てる場合じゃないわよ！」

ゾロ「あ？」

『みなさん、今すぐ教科書とノートを
　出してください！
　わからないところは聞いてください！』

ゾロ「なんだ、急に」

『ゾロも早く！』

ゾロ「お、おぉ、」

入ったばかりの高校で
海賊やってた人達
試験は一体どうなるのだろう

慌ててみんなの勉強を見る事になった