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ザザー
波のような音。
そんな音が聞こえ意識を取り戻した。
うつ伏せになっているおもだるい体を起き上がらせ辺りを見渡した。
「取り合えず転移成功なのかな？」
先程までいたはずのデパートの屋上ではなく私は砂浜にいた。さらにいえば、日差しが照り付けていて、時間帯も違うことがわかる。
服や体についた砂を払う。
服装は転移前との変化は見られない。
辺りを見渡すと、茶色のショルダーバックが砂浜の岩の上に置いてあるのが見えた。
私はそのかばんを手に取り中身を確認した。
「なんだこれ...」
カバンの中には少し大きなカタツムリの形をした何かが入っていた。
手に取ってみる。
あ、私は結構虫とか得意な方なの
なんだか寝ているみたい、カラに装置？の様な物が付いている。多分カタツムリ型の必需品とかだろう。
そっと岩場に置き再度カバンの中身を見る。
「手紙かしら、？」
中には折りたたまれた手紙、そして変な色のメロン？の様な物ががはいっていた。
「取り合えずこっちかな、」
私は手紙を読み始めた。
Aちゃんへ
無事そっちの世界についたかな？
これから僕と合流しよう。
何でかって？君はこの世界について何も知らないからだよ！
カバンの中に入っていた果物は食べないで、僕に会うまでしっかりと持っていてね！
......
............. 華月より
沢山のことが書いてあったが要約すると
会おうね！食べちゃダメだよ！
だった。
食べちゃダメのくだりに関しては手紙の中に5回ほど出て来ていた。
そんなに念押しするかよ...
さっきのカタツムリを使うと連絡が取れるらしい。便利なカタツムリだな。
指定された番号に連絡すると、
「やっほー！Aちゃん！無事でよかったよ」
「うるさ」
華月と思われる声。私はうるさいといったが彼の声に対しての言葉ではない。
「あーごめんごめん！Aちゃん今どこ？浜辺？」
「浜辺に居るよ」
「りょーかい！そろそろAちゃんが居る島につくはずだから」
音声は聞き取れているが、カタツムリからはゴォォといった風を切るような音が聞こえる。
「ねぇ風の音がうるさいと思うんだけど...！」
返答はない。もしかしたら彼には聞き取れていないのかもしれない。
「Aちゃぁぁぁぁぁん！！！！！」
突然聞こえた叫び声。
カタツムリから、そして聞き間違いでなければ上空から。
とっさに上を見上げると、こちらに向かって落ちてくる影。
声の主、華月は私の横に降り立ったのだ。
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棺桶(プロフ) - 堕天使魔夜降臨さん» ありがとうございます!!たくさん更新出来るようにこれからも頑張ります!! (2017年8月18日 8時) (
レス) id: 0534bdeeac (このIDを非表示/違反報告)
堕天使魔夜降臨(プロフ) - 棺桶さん» 崩壊がwwwでも最新楽しみ〜↑↑↑ (2017年8月18日 8時) (レス) id: d184e113ad (このIDを非表示/違反報告)
棺桶 - 朱りんごさん» 有難うございます!!頑張ります (2017年7月17日 16時) (レス) id: 58ba19cff9 (このIDを非表示/違反報告)
朱りんご - 棺桶さん» ずっと応援します〜〜！(>▽<) (2017年7月15日 13時) (レス) id: 0c60321ebd (このIDを非表示/違反報告)
棺桶 - 朱りんごさんコメ有難うございます!!更新頑張るのでこれからも応援してくれると嬉しいです!! (2017年7月2日 18時) (レス) id: 58ba19cff9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：棺桶 | 作成日時：2017年4月26日 19時
