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なんでも彼、悪魔の世界においての時間の進みはとても遅いらしく私たちが過ごす1秒はおよそ20分らしいのだ。理解するのと思考の整理に時間がかかってしまった。
彼に私の下着を買う勇気はなく、同僚の女性に頼んだとか。名も知らぬ同僚さんありがとうございます。
彼の持つ紙袋と、先程買った服の入った袋を手に持ち脱衣所へ向かう。先程時間がないといっていたから急いで着替えなくては。
バスローブを脱ぎ紙袋から下着を取り出す。
中に入っていたのはピンク色でフリフリのレースが付いていた。彼の同僚に買ってもらったことを知らなかったら彼の趣味(？)に引いていただろう。
身に着けた下着はぴったりでとても着心地がよかった。
サイズ、教えてなかったと思うけど...
あまり気にしないでおこう。
「終わったよ。ドタバタさせてごめんね。」
脱衣所から出て彼に声をかける。
「大丈夫だよ！ゆっくりしたいところなんだけど、時間が無いから話は後でしよう。これからこの島を出るよ！急がなきゃ間に合わないかもだから！！」
彼はすでに荷物をまとめ上げていて、部屋の扉の前で待っていた。
紙袋に入れたままの荷物にカタツムリの入ったカバンをもって彼の後に続いた。
「この通りをまっすぐ行ったら海岸だから！！急いで！！！！」
宿を出るや否や私は腕を引かれ走らされている。
本当に急がなければいけないらしい。
5分ほど走らされ私たちは海岸へと到着した。
ところで、
「島を出るって、どうやって？」
覚えているだろうか。
彼は私と出会ったとき、空から降ってきたのだ。(4話参照)
船酔いがどうのこうの言っていたが、彼は船なんて持っているのだろうか。
「僕は悪魔だよ？船を作り出すなんて造作もない！！」
彼は得意げに笑い海に向け手を延ばした。
彼の手は淡く光りだし手の中から木製の小舟が出てきた。
何でもありだな。いちいち驚いていたら心臓がいくつあってもたりない気がする。
小舟に乗り込み私たちは島を後にした。
ただの小舟だが、華月の能力によりエンジンが搭載されていてスリリングな速さになっている。
華月は船の方へ意識を向けているため話は目的地に着いてからになりそうだ。
お腹いっぱい食べたせいで少し眠くなってきたな。
起きていてもすることはないし着くまで寝て居よう。
目を閉じるとすぐに、私の意識は眠りへと落ちた。
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棺桶(プロフ) - 堕天使魔夜降臨さん» ありがとうございます!!たくさん更新出来るようにこれからも頑張ります!! (2017年8月18日 8時) (
レス) id: 0534bdeeac (このIDを非表示/違反報告)
堕天使魔夜降臨(プロフ) - 棺桶さん» 崩壊がwwwでも最新楽しみ〜↑↑↑ (2017年8月18日 8時) (レス) id: d184e113ad (このIDを非表示/違反報告)
棺桶 - 朱りんごさん» 有難うございます!!頑張ります (2017年7月17日 16時) (レス) id: 58ba19cff9 (このIDを非表示/違反報告)
朱りんご - 棺桶さん» ずっと応援します〜〜！(>▽<) (2017年7月15日 13時) (レス) id: 0c60321ebd (このIDを非表示/違反報告)
棺桶 - 朱りんごさんコメ有難うございます!!更新頑張るのでこれからも応援してくれると嬉しいです!! (2017年7月2日 18時) (レス) id: 58ba19cff9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：棺桶 | 作成日時：2017年4月26日 19時
