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「まとめると、その海賊にこれを渡すのが仕事。けどその方法が思いつかないってことでいい？」
「はい、そうです...」
しょんぼりと縮こまる華月。彼に犬の耳が生えていたらきっと垂れ下がっていることだろう。
未だ暖かいコーヒーをすすり、考えをめぐらす。
普通に手渡すのはダメ。相手は海賊だ。気に障ることをしたら殺されかねない。まぁ、死なないだろうが、悪魔の実の力が喰種に対してどこまで通ずるかなんて華月さえも知らないことだ。触られた部分が塵になったり、溶けたりでもしたら再生が追い付かないこともありうるだろう。
何としてでも戦闘は避けなければならない。
これからこの世界で生きていくためのモットーにしよう。
過信をせず、いつだって生きることを最優先に。
そもそも、海賊とは強いのだろうか。
海賊といえど所詮は人間の集まりだし、宝を巡って殺し合いをするなどで腕っぷしが良いだけかもしれない。
まてよ、？
海賊同士が宝を奪い合う？
海賊同士にこの悪魔の実を奪い合わせればいいのか！！
でも、本来渡したい海賊団が負けてしまう事も考慮すると賭けになってしまうな。
となると、奪い合いはダメだな。
うーーん...
「やっぱり難しいよねぇ...」
ハァとため息をつきながら彼は声を漏らす。
そういえば彼は、大まかかもしれないがこの世界の運命について知っているはず。それを利用できれば、何とかなるかもしれない。
「華月は、大まかな運命だけじゃなくて、そうなる可能性の高い未来について視ることができたりはしない？」
「うーん、あまり細かいのはわからないけど...」
「でも、この果物が運命を変えるカギになるのだから、渡す海賊の未来は細かな物じゃないんじゃない？」
「確かに！！でも、未来を見てどうするの？」
「その海賊が次に降り立つ島に先回りをして、この果物を買ってもらうのよ！」
「買ってもらう？難しくない？」
私の提案に対し、彼は厳しい表情を浮かべた。
「まぁ、私の提案を最後まで聞いて？
私はその島でホームレスの少女を演じるわ。
海賊に声をかけこの果物を売るの。海賊ならこの果物にどれだけの価値があるか、きっとわかるでしょう？だけど、ホームレスの少女にそんな知識はないわ。こっちの世界の金銭感覚が分からないから日本円で表すけど、海の秘宝が100円で手に入るとしたら、海賊はこのチャンスを絶対に逃がしたりはしないと思うの。
どう？うまくいきそうじゃない？」
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棺桶(プロフ) - 堕天使魔夜降臨さん» ありがとうございます!!たくさん更新出来るようにこれからも頑張ります!! (2017年8月18日 8時) (
レス) id: 0534bdeeac (このIDを非表示/違反報告)
堕天使魔夜降臨(プロフ) - 棺桶さん» 崩壊がwwwでも最新楽しみ〜↑↑↑ (2017年8月18日 8時) (レス) id: d184e113ad (このIDを非表示/違反報告)
棺桶 - 朱りんごさん» 有難うございます!!頑張ります (2017年7月17日 16時) (レス) id: 58ba19cff9 (このIDを非表示/違反報告)
朱りんご - 棺桶さん» ずっと応援します〜〜！(>▽<) (2017年7月15日 13時) (レス) id: 0c60321ebd (このIDを非表示/違反報告)
棺桶 - 朱りんごさんコメ有難うございます!!更新頑張るのでこれからも応援してくれると嬉しいです!! (2017年7月2日 18時) (レス) id: 58ba19cff9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：棺桶 | 作成日時：2017年4月26日 19時
