Episode97.予想外の来客-side.you ページ6
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「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ええな？絶っっっ対忘れんといてな？？」
『分かりました、分かりましたから』
"俺を守ってくれるのは嬉しいけど、無理をしてまでする必要はない。ていうかしたらあかん。"
そう何度も念を押すしんさんに『忘れませんよ』と笑みを浮かべれば、納得していないような
どこか怪しむような目で見られ、苦笑いを浮かべた
因みに今はちゃんとベッドで安静に横になっている。勿論サングラスも装着済みだ
......前科者なのだから怪しまれて仕方ないか。後悔はしていないから別にいいけど。
どうしたもんかなぁなんて思っていると、ふいに医務室の扉がゆっくりと開けられた
「しんぺい神、入るゾ！」
「お邪魔するめう〜」
入軍した日に聞いたあのバリトンボイスと、どこかで聞いたことのある柔らかな声。
医務室に入ってきたのはやはり我々軍トップ、グルッペン・フューラー総統と
初日に俺をトントンさんのところまで案内してくれた深緑の軍服の男の人だった
慌ててベッドから起き上がろうとすれば手で制され、戸惑いながらも体の力を抜いた
そんな俺をちらりと見たしんさんは総統陛下達に近付き、何やら話をし出した
途中深緑の軍服の男の人と目が合い、ぎこちない笑みで小さく礼をする
対する男の人は、軍服と同じ色の糸目を緩ませてどこか満足そうに笑っていた
？.........一体なんだったんだろ......
彼らの話が終わるまで手持ち無沙汰になってしまった俺は、サングラスもそのままに目を閉じた
そっと胸元に触れれば、チャリ、と小さく金具か擦り合う音がする
その音に無性に安心した俺は、ゆっくりと暗闇に引き摺り込まれていった
ーーーーー
「聞け！しんぺい神、やっとトントンの許可が出たゾ！！」
「許可言うても四徹目のちょっとおかしくなってるトントンに無理やり頷かせただけやけどな」
「...トントンちゃんと寝たの？」
「勿論許可をとったあと寝かせたゾ！」
「そっか。オスマンはどうしてここに？」
「ん？あーショッピ君の弟らしいA君を見に来ただけやで。あと目ぇ覚ましとったら
お話したいなぁ思て。まあでも、あのサングラスの子やったとは思わんかったなぁ」
「こらこら、見世物やないんやで。さっき目ぇ覚めたばっかりで本人もまだ混乱しとるんやから」
「........む、あいつ寝てないか？」
「え、あ.........まあ、久々に喋ったから疲れたんじゃないかな。話すならまたあとで来てな」
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Rettosei_0822(プロフ) - とても面白かったです！これからも執筆頑張って下さい。最後のshpから譲り受けたゴーグルはどうなったんですか？ (5月31日 3時) (
レス) @page48 id: c34cfad174 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - もう最高でした! それから涙腺崩壊何回したことか…。・°°・(＞_＜)・°°・。作者様このような作品有難う御座います。ふふっ楽しく悲しく読ませていただきました。 (2020年6月14日 12時) (レス) id: 823e106573 (このIDを非表示/違反報告)
モノトーン - 性癖にドストライクでした。こんな神作をありがとうございました。次の作品もめっさ楽しみに待ってます。 (2020年4月3日 22時) (レス) id: c6c1282ede (このIDを非表示/違反報告)
HARUKA(プロフ) - 感動して泣きました。この様な素晴らしい作品に出会えてとても幸せです。素晴らしい作品を作って頂き、本当にありがとうございました。これからも頑張って下さい。 (2019年8月4日 16時) (レス) id: c358560c76 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 完結おめでとうございます。楽しく読まさせていただきました。凄く好きです…ありがとうございました…！ (2019年2月23日 22時) (レス) id: 4dc1d00e9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍色鳩羽 | 作成日時：2018年12月1日 0時
