Flowering heroine ５

＊ ページ35

A side.


世界「じゃあここらへんで終わりにしよっか〜」




朝から始まったリハは夜まで続いた。



体力、気力すべてがもう限界で……、







大樹「え、ちょ、Aっ！！！」




大樹くんの焦った顔を見たのを最後に意識を手放した









…………………………




「……………」




パチっと目を覚ますと目の前には慧人の顔があった






慧人「Aちゃんよがっだ〜〜〜〜！！！！！泣」




「……………慧人くるしい」




颯太「Aちゃん死んでまうやろ」



慧人をはがして冷えピタを替えてくれた颯太







澤夏「あ、A起きた？身体痛くない？」




「えっと、うん……………」




さっきの怖い澤くんじゃない、いつものふにゃふにゃ笑う澤くん。








澤夏「ごめんAと二人にしてもらってもいい？」




慧人「じゃあ他の人たちにも伝えてくるね」




颯太「話終わったら呼んでください」







あーあ、やだな、怒られるのかな。








澤夏「……………まずごめんねA。怖かったでしょ？」




「えっと……………………うん……………」




澤夏「だよね〜……(苦笑)俺のこと嫌いになった？」




「……………嫌いになんてなるわけない」





だってきっと澤くん本気で怒ってくれたんでしょ？






澤夏「よかった。笑 でね？なんで俺があんな怒ってたのかっていうと、まず心配してくれてるみんなに対しての態度。」





「……………うん、あとで謝る………」




澤夏「うん。いい子。笑 それと頼ってくれなかったから」




「……………頼ってないわけじゃないよ」









逆にみんなには頼りすぎてるくらいなのに。

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