Flowering heroine

＊ ページ35

壱馬 side.


反省会が終わってすぐに出て行くあいつの姿







北人「ほら、行ってきなよ」



壱馬「いや、なんで、……」



北人「じゃあ俺が行ってくる」



壱馬「……………わかったよ行ってくるよ」






北人に煽られてあいつの姿を探す。









「いったぁ……………」



？「ほんとに気をつけなさいよ！？わかってんの！？」




「わかってますよ〜」




？「……………でもなんで助けたりしたのよ もろ苦手ですみたいな雰囲気だしてたじゃない」




空いてる部屋から聞こえてくる話し声に耳をすます。









「……………川村さんの声は絶対的な存在だから。THE RAMPAGEにとって。私は言ってしまえばパフォーマーだからまだ代わりがきく。……………でも川村さんの声は川村さんにしかだせないでしょ」





？「まああんたが無事でよかったけどさ。ほら準備してきなさい あんたのことは私が送っていくから」




「立てな〜い」




？「いい加減にしなさいよ(笑)………あら。川村くん。」





ドアが開いて出てきたのは綺麗な顔をした女の人とそいつ。








「……………聞かれてた？」




？「…………みたいね。笑 わたしAの専属マネージャーやってます。山本はるかです。川村くんも一緒に送っていくからここで少し話したら？」




……………チャンスだって思った俺はすぐに頷いた








「え、ちょ、はるかさん………！」





はるか「A、………逃げるな 向き合いなさい。」








そう言って出て行った山本さん。









……………姉御って感じだな。

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