Flowering heroine

＊ ページ30

A side.



大樹「頑張った頑張った。ありがとな。」



「っっ………悔しいっ……………」







……………悔しくて悔しくてたまらない。



痛みで顔を歪める世界さんを見守ることしか出来ない




仲間が痛い思いをしているのに声をかけることしかできない









そんな何もできない自分にすごく腹が立つ。









大樹「大丈夫だから。……………明日のために俺らが出来ることやらないと。」




大樹くんだってきっとものすごく不安なはずなのに




……………やっぱり私たちのリーダーなんだなって思う。









「っっ………ごめん、取り乱しちゃって。……………じゃあ取りかかりますか。」




……………今私たちにできることはただ一つ。









世界さんと翔太くんの想いを背負ってステージに立つこと。









黎弥「待って切り替え早くね？笑」



夏喜「ほら、こいつの取り柄それくらいだから」



「夏喜の足も折るよ」



澤夏「笑えないからやめなさい」



そう言ってポンと私の頭をたたく澤夏くん







慧人「Aちゃんっ！」



「慧人〜〜〜〜〜〜〜！！！」



はあ……………癒される。


ライブ後のアイシングとかいらないよね


慧人の癒し効果半端ないもん。笑









「勇征、颯太、おいで………！」




そう言えばぎゅ〜って抱きついてくる二人









「よく頑張ったね ごめんねサポートしきれなくて」




……………初めてのこんな大きなステージに立つのは初めてできっと不安だったと思う。









勇征「Aが声かけてくれたからだよ」




颯太「そうだよ！黎弥くんとかめっちゃパニックになってたもん！」




黎弥「おい颯太ちょっとこっち来い」



「夏喜も顔やばかったよ」



堀夏「Aもちょっと裏来い」

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