ずっとずっとずっとすきだよ【まふまふ】 (ページ9)

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８　愛しい彼女のページ9

華奢な体が愛しくて堪らなかった。
震えるAの体を抱き締める。

「えへへ、A暖かいね」

なんて言ってみれば「うるさい」と言って唇を尖らせる。
そんな表情がかわいくて尖らせた唇に自分の唇を押し当てる。

「んっ…」

小さくリップ音をたて、唇はすぐに離れた。

Aが小さく声を漏らし、真っ赤な顔で困惑の表情を向けてきた。

ゆでダコみたいに真っ赤で思わず笑ってしまう。

「笑うなばかっ!!だいたいさっきから……」

「さっきから？」

「……かっこよすぎる。まふくんのくせにっ」

「僕のくせにって何さ!!Aだって実は泣き虫のくせに～」

カァッと顔を赤くして

「うるさい馬鹿、でもだいすきだよ」

って。

泣いたあとのAは素直でデレデレでかわいくなる。多分僕しかしらないAのこと。

率直にかっこいいとかだいすきなんて言われるとさすがに照れて顔が赤くなるのを感じる。

「まふくん、真っ赤。」

「Aこそっ!!」

結局いつも通り馬鹿みたいな話して、デレデレなAの本音も聞いて、穏やかで幸せな時間を過ごした。

ちょっとした事件もあったが穏やかな日常が戻ってきたのであった。