ずっとずっとずっとすきだよ【まふまふ】 (ページ5)

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４　早速の修羅場ページ5

「ふっ、冬斗くんっ!!どうしてここにいるの～？?」

さっきまでの恐ろしい先輩とは思えないほどの可愛く作られた声。

お、女の人ってこわ……

そんなことを考えてるうちに先輩がまふくんの腕に自分の腕を絡めていた。
胸をすりよせているようにも見える。

…恋人が目の前で違う人とくっついてるとか……

…まふくんは私のだもん

イラっときた私は、まふくんの腕をぐっと引き寄せぎゅっと抱きついた。

「えっ、A!?!?」

まふくんも驚いているようだ。

「私のだもんっ、私がいちばん好きだもん…」

まふくんの胸の中にいる、という安心から涙が溢れてきて声が震えてしまう。

そんな私に気づいたまふくんが、私を胸から離し顔をのぞきこんできた。

「A??何があったのか教えて？」

優しく名前を呼ばれて、更に涙が出そうになるのをグッと堪える。

「あっあのね、その子がね、私が冬斗くんと仲良いからって近づくなっていってきたの!!叩かれそうになったから咄嗟に押しちゃって…そこに冬斗くんがきてねっ」

先輩が慌てた感じで早口に話す。

「山本さん、僕と山本さんってそんなに仲良いっけ??そうだとは思ってなかった、ごめんね。」

先輩…なかよしなの勘違いだったのか、、ちょっと切ない。

「あっ…大丈夫!!私も思いすぎてたみたい!!でもね、きっと相性がいいと思うのっ、これから仲良くなろうよ??」

「悪いんですけど、」

珍しくまふくんが怒り気味で告げる。