再会 ページ5
Aside
あれから3日。今日はお葬式当日。
もちろん、梓を持って。
そして仕事は当然行けなくて、もう辞めた。
ハナがいないとわたし本当にダメだなぁ。
お葬式の場に着くと、人が意外とたくさんいて
ハナはわたしと違って色々な人に愛されて
色々な人に感謝されて来たんだな。って。
近くにおばさんが見えて
おばさんからこっちに来てくれる
「Aちゃん、本当にごめんね、本当に仲良くしてくれてありがとう」
『これからもわたしは仲良くします』
涙ぐみながらいいよ、忘れてって
お決まりの文句を言われる。
「え、梓…それわざわざ？ 」
『もちろん』
「ああ。本当にありがとう。」
この流れでずっと気になってた
事故の原因を聞くことができるけど
何故か口からその言葉が出てこなくて。
多分わたしは聞いて現実を目の当たりに
したくないのかも知れない。
「あ、玲於くん」
『え？』
おばさんはわたしの後ろを見ていて
わたしも気になって見ると
そこには正装の佐野玲於が立っていた。
玲於「あ、Aもおばさんも久しぶりっすね。この度はご愁傷様です」
「相変わらず礼儀がいいねぇ。」
おばさんが玲於のことを見つめて
何か言おうとしたとき、おばさんは
誰かに呼ばれて、ごめんね、とだけ
言って風のように去って行ってしまった。
『玲於、お仕事大丈夫だったの？』
「うん、今日はたまたま休み」
『そっか、』
佐野玲於。
玲於は一言でいうとハナの片想い相手。
高校のとき、玲於とハナとわたしは同じ高校で
わたしは玲於と同じクラスになったことないけど
ハナと玲於が仲良かったから他の男子含む4人で
遊びに行ったりとかしてた。
懐かしいな。
でも玲於仕事で高校休みがちで。
「最後に会ったのいつだっけな」
『んー。お互い仕事仕事だからねー。』
そうだね、ってふたりで話すの、これも久しぶり。
.
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きゃれお(プロフ) - はるおさん» コメントありがとうございます。暖かいお言葉ありがとうございます（ ; ; ）頑張ります！！ (2018年3月18日 17時) (
レス) id: f187aed1bb (このIDを非表示/違反報告)
はるお - すごく面白いです！これかれも頑張って下さい！応援してます！ (2018年3月17日 23時) (レス) id: 8f13f380ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃれお | 作成日時：2018年3月6日 17時
