そんなに ページ2
Asaid
［ハナが事故に遭った］
ハナのお母さんからラインが来てたのを
気付いたのはいつもよりも長引いた仕事が
終わったとき。
わたしはこのラインを見た瞬間
この街で1番大きな病院に走って向かった。
.
.
「…Aちゃん、」
『あ、おばさん、ハナは？』
「こっち…」
病院に着いた瞬間わたしが来るのを
待っていたらしいいつもより老けて見える
ハナのお母さんがいてハナのところに
案内してくれる。
『え、おばさん、間違ってるでしょ、2階とかじゃないの？』
「ううん、合ってる」
地下に向かっていくから、え、って思ったけど
合ってるらしい。
なんだ、大きい病院のくせに変わってるなぁ。
「ここにハナがいるけど、本当に会う？」
『会うに決まってるでしょ、おばさん』
妙に重そうなドアに妙に暗い顔したおばさん。
そんなに大きな事故だったの？
「今日会ったら、すぐ帰っていつも通り過ごすのよ、もうハナのことなんて考えなくていいから」
『え、何言ってるの？笑 だって来月旅行行くってつい昨日話してたし』
「ごめんね、」
ただ目の前で急に泣き出して
ごめんね。って謝り出したおばさん。
こんなおばさんの姿、初めて見た
「入るよ」
『…うん、』
わたしより背の低いおばさんは
ハナにそっくりの細い腕で重そうなドアを開けた
.
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きゃれお(プロフ) - はるおさん» コメントありがとうございます。暖かいお言葉ありがとうございます（ ; ; ）頑張ります！！ (2018年3月18日 17時) (
レス) id: f187aed1bb (このIDを非表示/違反報告)
はるお - すごく面白いです！これかれも頑張って下さい！応援してます！ (2018年3月17日 23時) (レス) id: 8f13f380ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃれお | 作成日時：2018年3月6日 17時
