せいらウィッチ (ページ4)

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其ノ肆ページ4

僕は今帰路についていた。

春夏冬のことは気になるが

確証を得ない限りは手も足も出せないのだ。

どうしたもんか…と深いため息をつく。

「阿良々木くん。」

そんなため息の最中、聞き慣れた声が

後ろから聞こえてきた。

「ん？あぁ戦場ヶ原か。」

彼女は戦場ヶ原ひたぎ。

成績優秀、そして怪異に合っている中の一人でもある。(僕の彼女でもあるが)

「ため息なんかついてどうしたの？いつもに増して不幸顔が目立ってるわよ。不幸が移りそう、近寄らないでくれるかしら。」

「酷い言いようだな！近づいてきたのはそっちだろ！」

と的確なツッコミをする。

「今日も天気がいいわね。」

「僕のツッコミはスルーか！別にいいんだけども。あと別に僕はため息をつきたくてついてるわけじゃないんだ、春夏冬のことで悩んでるんだよ。ほら、お前だって気付いてるだろ？」

息継ぎもせず言い切る。

「ああ、春夏冬さんね、いつもあんな感じじゃないかしら？」

面倒くさそうな返事だった。

「それより阿良々木くん？彼女の前で他の女の名前が出てくるってどういうことかしら…」

戦場ヶ原が目を光らせる。

危機感を感じた僕は本能的に走り出していた。

((やばいやばい、超怒ってる))

戦場ヶ原は嫉妬深いのだ。かなりの束縛系彼女…

またホッチキスで留められたらひとたまりもない。

走っていると路地を見つけた。

ここなら見つかるまいと思い路地を左に曲がる。

「きゃあっ…」

何かにぶつかる。

いてて、と立ち上がるとそこには

僕と同じくらいの年の女子が倒れていた。

「わっ、ご、ごめん！」

とっさにその子に謝る。

「ううん、こちらこそすみませんでした…って暦くん！」

僕の名前を呼ぶ。

しかし僕はその子が誰なのかわからなかった。

小学校の同級生？中学校の同級生？

返答に困っているとその子が口を開く。

「あ、えっと、こんな姿じゃわかんないよね、春夏冬だよ、春夏冬青藍。」

…え？

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皆様お久しぶりです。

暫く更新サボってましたすいません(

えっとテストが近いので、また更新速度は落ちると思いますが

これからちょくちょく書いてくので

よろしくお願いします…！