恋愛のアルコール Ⅱ (ページ13)

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『俺なら君を幸せにできるのに…』ﾊﾊ

『でもその役目は俺じゃないみたいだね』

『君ならきっと大丈夫。』ﾆｺ

『いいか、今から言う事をよく聞いてくれ』

『與は伊藤と手を組んでる。』

『あの日2人でここに来ただろ？』

『その帰りに真司郎が言ったんだよ』

｢…？｣

"俺どんな手を使ってでもAを手に入れたいんねん"ﾆﾔ

『その時の真司郎はおかしかった。』

『その日変に思った調べたんだよ。何故君が意識を失ったのか。』

｢え、でも医師はストレスとか言ってましたよ…？｣

『ううん、違った。』

『本当は與がコーヒーに仕込んでいた薬だった』

待って…話が掴めない。

急すぎて分からない。

『Aちゃん與と意識を失う前にカフェに行ったろ？』

『そこで薬を入れられたんだよ。』

『真司郎に。』

｢真司郎が…そんな事するはずがない…｣

『いや、あいつら2人は自分が手に入れたいものは』

『必ずどんな手を使ってでも手に入れようとする』

『そういう奴らだよ。』

『例え誰かを失おうとしてもね』

そういうと日高くんはシャツの裾を上げ

誰かに刺された傷を見せた

｢どうしたんですかｯ…その傷…｣

『真司郎にやられたものだよ。』

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