1話 十一月 三日 午後八時十二分 ページ3
『炭治郎!!!!!』
Aの声が聞こえた。
…あれ、体が上手く動かないぞ。
どうして……?
腹から肩にかけて燃えているように熱い。
これはなんだ?
触れてみると、手に赤黒いものがついた。
血だ。
手についた血を見て瞬時に理解した。
ああ、そうだった。
俺は任務中に鬼に不意を突かれたんだ。
「……ッ!!」
状況を理解したと同時に地面に叩きつけられた。
血が一気に失われ、急激に意識が遠のいていく。
ああ、俺は死ぬのか。
Aや善逸、伊之助が俺の周りに集まってくる。
みんな俺に向かって何か言っていたが、もう聞き取る力も残ってなかった。
A…… そんな顔しないでくれ…
手を伸ばして彼女の涙を拭ってやりたかったけど
手が持ち上がらない。
禰豆子も駆け寄ってきた。
その目には涙が溜まっている。
「ごめん、な…禰豆子……ごめ…な…」
111人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めでぃ - はっ!あの??視点って誰かわかりました!! (2019年11月21日 7時) (レス) id: 44879474c1 (このIDを非表示/違反報告)
ただのアニメ好き☆(プロフ) - ああぁあぁああ...切ないですぅぅ...泣 お話が素敵すぎて思わず感情移入してしまいました泣 更新お疲れ様です!体調に気をつけてまた更新頑張ってください! (2019年9月12日 0時) (レス) id: 4ee9350697 (このIDを非表示/違反報告)
舞菜(プロフ) - ただのアニメ好き☆さん» 新作の方も見に来てくださってありがとうございます!嬉しいです(〃ω〃) これからも読みやすい文章を心がけて更新頑張るので、楽しみにしていてください! (2019年9月6日 0時) (レス) id: 1e7a191f2a (このIDを非表示/違反報告)
ただのアニメ好き☆(プロフ) - お話とっても魅力的ですね!読むうちにどんどん引き込まれてしまいました!体調に気をつけて更新頑張ってください!応援しています! (2019年9月5日 1時) (レス) id: 4ee9350697 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:舞菜 | 作成日時:2019年9月3日 0時