修正 ページ24
「...もううんざり。お前らには。」
はぁっと大きく息を吐いた。
「関係ないっつっといて、いちいち報告してきて、意味わかんねー」
「...悪かったな」
「チャニョルも、結局自分勝手やって今まで散々頼って来た俺にはなんの報告もなし！はっ」
急に笑い出した。
俺は何の言葉もかけられずに、ただ傍観する。
「お前らみーんな、俺の事なんてどおーでもいんだよなぁ！」
「...んな事、」
「いーよいーよわかってるから。はい仕事仕事ー。」
ベクはまだ手つかずの一台のレジ締めを始めた。
俺も作業に戻る。
...でも、さっきの話をする前から、奴はもう機嫌が悪かった。
原因は一体なんなのか。
「...あ、昨日ユンさんと、楽しかったよ。すげー盛り上がった。」
いきなりの言葉にもすぐ、敏感にショックを受ける。
「...そうなんだ。良かったじゃん。」
「うん。ありがと。」
うまく笑えてるか不安になって顔を背けた。
すると視界の端でベクが近寄って来るのが見えた。
「...あのさぁ」
奴は片腕でカウンターにもたれて、俺を覗き込むようにして見上げた。
「もうお前の手助け必要ないから。自分で誘うし。結構、脈アリな感じだったから。」
「...ああ。」
頷いた。
ベクはそれでもじっと俺を見ていた。
ほぼ睨んでるような目力。
「...だから、ユンさんともう、連絡取らないでもらえる？」
言葉が出て来なくて、すぐに返事できない。
そのまま奴の顔を見つめた。
「こんな事言いたくないんだけど...ユンさんさ、お前の事、苦手なんだって。」
「...あぁ、そう」
「まあ、お前たまに言われたりすんじゃん。女子に、ちょっと怖いよねーとかさ。」
「そうだね。」
「そんな感じ？まあだから、もうユンさんには何もしないで。俺の事だったら、もう自分でやるから全部。気にしなくていいから。」
「...わかった。」
「なんか、偶然会ったんだって？駅で。」
「...あぁ、うん。」
「お前から話しかけたの？」
「...うん。」
「へー。珍しいじゃん。」
「...いやだから、お前のために」
「あーはいはいそうだよね。ありがとね。」
なんだろう...この威圧感は。
「大丈夫だから、もうなんも、連絡とかも、しないでね。」
「...すげー念押すね。」
しつこ過ぎる。
「わかったから。」
「だって仲良くされると嫉妬しちゃうから。」
「わかったって。」
「絶対な。連絡すんなよ。」
「...うん」
良かった。
大丈夫だ。
こいつが、俺の間違いを修正してくれる。
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nico(プロフ) - あーこさん» 初めまして！コメントすごく嬉しいです。ありがとうございます！ひゃ〜キュンキュンしてもらえて良かったです…！まだもう少し続きますのでよろしくお願いします(^-^)頑張ります！ (2017年9月2日 21時) (
レス) id: ff69cf6a49 (このIDを非表示/違反報告)
あーこ(プロフ) - 初めましてコメさせていただきます^ ^ 久しぶりにお腹の奥がキュゥーっと痛む感覚のキュンキュンさを感じてます…！ 寝るのも忘れて一気読みしてしまいました。まだこの小説終わって欲しくないです〜（ ; ; ） 応援してます！ (2017年9月2日 10時) (レス) id: ecfd3f6e56 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - himeさん» うわあ(T-T)嬉しいです…主人公の気持ちと共鳴してもらえたらもう本望です。ありがとうございます^_^ (2017年4月16日 1時) (レス) id: ff69cf6a49 (このIDを非表示/違反報告)
hime(プロフ) - ほんとに、このギョンスにいちいちときめきます(笑)毎回楽しみにしてます♪ (2017年4月16日 1時) (レス) id: 1f8feccce8 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - あやさん» ベッキョンは笑顔が一番、ほんとそう思います。ハッピーエンドか否かは、ギョンスが素直になれるかどうかにかかってますね…（´-`） (2017年4月14日 22時) (レス) id: ff69cf6a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nico | 作成日時：2017年2月7日 20時
