変わらない想い

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高地先輩が高校を卒業してからはマネージャーも勉強も頑張った。

会えないのは寂しかったけど、目標があるから頑張れたんだ。

それに、たまにサッカーを教えに来てくれたり

休みの日に大我先輩と3人で遊びに行ったり

まったく会えないわけではなかったから。



今日も3人でいつものファミレスに集合。

高地先輩も大我先輩もこんなにかっこいいのに

高校の時から浮いた話を聞かない。

2人とも彼女いないのかな？

いたら私なんかと遊んでないだろうけど。


「っていうか、2人とも彼女いないんですか？」


『なにそれ(笑)めっちゃ今更な質問じゃない？』


「今まで過ごしてきて初めてお前から聞かれたな(笑)」


「いや、だって・・・かっこいいのに女の話題とか出てこないし。

　大学生になったらまた違うのかな〜って。」


『俺ら彼女いないよ。いたらワンちゃんの相手できないじゃん？』


「もう！またワンちゃんって！だから犬じゃないです！」


「まーた始まった(笑)お前らいつもそれだな。」


「だって大我先輩が・・・！」


「まぁ、確かに犬っぽいけどな。目クリクリの子犬(笑)」


高地先輩はそう言うと、私の頭を雑に撫でた。

今までそんなのされたことなかったから、私の顔は一瞬で真っ赤になって。


『・・・ちょっとイチャつかないでくれる？』


「イ、イチャついてなんかないですっ！！・・・私帰ります！」


高地先輩の顔見るのも恥ずかしくて荷物を持ってファミレスを出た。

あぁ、私の気持ち・・・バレちゃったかな？


「あいつどーしたの？」


『・・・鈍感。』

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