変わらない想い

1 ページ1

大学に入学して1ヶ月が過ぎた。

憧れていたキャンパスライフ。

今までの生活とはガラリと変わって、髪も染めれるしメイクだってできる。

これで私の人生も変わるかも。


「あ！高地先輩〜！おはようございます！」


私が駆け寄ったのは同じ学部の2つ上の先輩。

私の想い人でもある。

高校も同じで、入学した時に笑顔の素敵な彼に一目惚れ。

それから揺るがず彼だけを想い続けて、晴れて同じ大学に入学。

要するに3年間も片思いしているのだ。

向こうはこの思いに気づいているのかいないのか・・・


「またお前かよ(笑)相変わらず元気だな〜。」


毎度この調子。

でも相手してくれるてるだけマシなのかな・・・？


「またってなんですか、またって！」


「いや、大した意味はない(笑)今日授業は？」


「3限で終わりです。高地先輩は？」


「俺も一緒。なんか食い行く？」


「行きますっ！！」


「お前子犬みてーだな。ＯＫ！大我も誘うわ。」


確かにしっぽが生えてたらブンブン振り回すぐらいの喜び方かもしれない。

小さいし。

でも子犬って！せめて成犬にして！


「じゃあ、またあとでな。」


やったー！高地先輩とデート！

・・・大我先輩もいるけど。

2→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す