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side： Jesse
しばらくしてまた玄関の音が聞こえた。
近づいてくる足音。
寝室の前で止まると、静かにドアが開いた。
『え、ジェシー？おかえり。』
「北斗先輩？なんで・・・」
Aが帰ってきたと思っていたから
その声に驚いて顔をあげれば、そこにいたのは北斗先輩。
なんでここに・・・？
『なんでって・・・っていうか、Aは？』
「・・・知らないっすよ。出て行ったんじゃないですか？」
『出て行った？！なんでお前止めなかったんだよ！』
「いや、Aが勝手に・・・」
『あいつすげー熱あるんだぞ！』
は？熱？どいういこと・・・？
『お前、あいつ見て気づかなかったの？』
「・・・。」
朝から熱があって、午後から休んでいたこと。
北斗先輩が看病してくれていたこと。
迷惑かけたくないからって俺に連絡しないよう頼まれたこと。
・・・Aに対する俺の気持ちがもうなくなっているって思っていること。
北斗先輩から話を聞いて、俺は呆然としていた。
『ショックうけるのはあとにしろ。あいつ探さないと。』
とりあえずアパートの周辺や、Aが行きそうなところ
いろいろ探してみたけれど見つかるはずなんてなくて。
ケータイもコールは鳴るけど出てくれない。
メッセージは既読にすらならない。
どうしよう。熱があるのに。
どこかで倒れてたりしたら。
Aにもしものことがあったら俺・・・。
『どっかホテルにでも入っててくれたらいいけど・・・』
北斗先輩も心配そうにしてる。
「俺・・・Aと北斗先輩のこと疑っちゃったんです。」
『そう思うのも仕方ねーよな。俺も悪かった。言うなって言われたから・・・。』
「全部俺の責任です。一緒に暮らしてるのに熱があることも気づけなかった。」
こんなことになるまでAの大切さに気づかないなんて・・・。
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nico(プロフ) - 卍さん» ありがとうございます！私も好きです！← たくさんの作品にコメントいただいて嬉しいです(^^) (2019年8月18日 20時) (
レス) id: da5b40ac54 (このIDを非表示/違反報告)
卍 - さすが作者さんです！続編も面白すぎます！もう、とりあえず好きです。← (2019年8月16日 22時) (レス) id: 60b9dd190d (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - みいさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです。励みになります（*^_^*）ゆっくりな更新ですが、ぜひ最後まで読んでくださいね。 (2019年6月24日 16時) (レス) id: ff1b21ec86 (このIDを非表示/違反報告)
みい - 毎回更新すごくたのしみにしています！きゅんきゅんするし、これからの展開も気になります！陰ながら応援させていただいておりますので、無理せず更新頑張って下さい！最後までたのしみにしてます！ (2019年6月22日 22時) (レス) id: b430a80f62 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - るるさん» コメントありがとうございます。最近行き詰まってなかなか更新ができずごめんなさい。頑張って完結させますのでぜひ最後まで読んでくださいね(^-^) (2019年6月20日 13時) (レス) id: 574a4ea1f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nico
| 作成日時：2019年5月21日 11時
