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〜blue〜



シュノーケルに水中メガネ、足ヒレまで!黙っとるなんて信ちゃんイケズやわ〜!ってことで、それらを装着してビーチの端っこの岩場近くまでやってきた。


手の届く距離に信ちゃん。
心配してくれてんから、鬱陶しいとか思ったらアカンやんなw


最初は足がつくところに居ってんけど、お魚さんが寄ってきて、こっちおいで〜言われたら、(え?言ってない?w) ついて行きたくなるんはダイバーの性ってやつか。
それで、少しでも沖へ深いとこへ行こうとすると、信ちゃんがしっかり監督しとって、すぐさま連れ戻される‥‥っていうのを何回もやってもーたw


多少の不自由さは無いことも無いけど、やっぱり海ん中は気持ちーぃ!


魚追うんを諦めて、仰向けにぷかぷか浮かんでみる。


「しんちゃ〜ん、気持ちーな〜」

「おーぅ」



こんまま溶けて?泡になって?海の一部になれたら、もっと気持ちぃかったりするんやろか‥‥‥?



「やす、あかん。もう戻るで。」


あほな考えを、強い確かな声が打ち消して、この世界に繋ぎ止めてくれる。


そうやな、まだそのときやない。
今はみんなと‥‥‥この人と一緒に居りたい。








〜purple〜



なぜだか急に、ふっ‥と、やすが消えてしまうんやないか、そんな気がして。
めっちゃ怖なって、逃がさんようしっかり腕を掴んで海から上がってきた。


少し強引やったかもと心配になったけど、やすは文句を言うでもなく、にこにこほわわんてしとったから、ほっと胸を撫で下ろした。





それから、さっとシャワーだけして晩飯へ。
沖縄ならではの郷土料理や、ちょっと高そな鉄板焼きとか、いろいろや。


やすは、量的にはそんなに食べられへんのやけど、なんでも美味しい言うて食べてくれるから、ご馳走のし甲斐あるんよな〜。


美味そうに食うてんの見てたら、こっちも幸せな気持ちになるしな。





晩飯を堪能した後は、部屋でまったりする。


先に風呂浸かりぃ言うたってんけどな、あほのコが時短や!とか言い出して連れ込まれて、狭い風呂に一緒に入ることに‥‥‥。


当然のように洗いっこするわけやけど、いろいろ我慢した俺を褒めてほしい。

まあ、キッスくらいはしたったけどな!


‥‥‥実は、その先に進もうとしたんやけど、
「ここではだーめっ、あとでなっ」やって。



お楽しみは最後にとっておきますか〜。



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作者名:たろ | 作成日時:2019年6月25日 16時

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