癒しの時間【130】 ページ10
A『七海さん！
このお料理とっても美味しいわ』
七海『それは良かったです
まだありますから食べて下さいね』
それから私達は食事をしながら
シャンパンを飲み色々な話をする
時々言う七海さんの冗談には笑ってしまった
A『ふふふっ、もう七海さんたらおかしいっ』
七海『Aさんこそ
とても愉快な方ですね』
A『あら、七海さんの冗談には敵いませんよ〜』
七海『ふふ…そうですか』
七海さんと笑っていると
ふと、私は何かに導かれるように
飾られていたある写真に目が留まる
それは大事そうに写真立てに飾られており
ふたりの少年が笑顔で写っている
写真を見ていると七海さんがそれに気づいたのか
立ち上がるとその写真立てを取り私に渡してきた
七海『どうぞ…この写真が気になりますか？』
A『何だか素敵な写真だなと思って…
七海さん…このおふたりは？』
私がそう聞くと七海さんはシャンパンを一口飲み
悲しそうな表情をするとゆっくり話し始めた
七海『片方は学生時代の私で
隣に写っているのは今はもう亡き私の親友です…』
A『……っ』
七海『彼の名前は灰原雄…
当時私と共に呪術師として色々な任務に励んでいました
ですがある任務で一級案件だった呪霊により
彼は命を落としました』
A『そんな…』
七海『彼がいなくなり私は己の非力さに絶望し
自暴自棄になっていた事もありましたが
灰原の存在は私にとって今でもかけがえのない存在です
その写真は自分の戒めでもあるんですよ
あの時彼を守れなかった私の…
そして呪術師としての道から逃げ出した私の…』
A『七海さん…』
七海『私はもう同じ過ちを繰り返さない
Aさん…』
七海さんは私を引き寄せると
頬に手を添え見つめてくる
七海『貴女には私の全てを知ってほしかった…
今の話を聞いて私を醜いと思いましたか？
蔑みましたか？』
A『そんな事ありません
何故そんな悲しい事を仰るのですか…』
七海『Aさんが思う程
私は大人ではないという事です…
こうして貴女に触れているだけで余裕がない
愚かな私の事を知ってしまったAさんが
離れてしまわないように
こんなふうに縛りつけようとしてしまう』
七海さんは私をソファーに
ゆっくり押し倒し覆い被さる
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妖艶(プロフ) - まゆさん» まゆ様、初めまして！嬉しいコメントを下さり心から嬉しく思います♡そしてなんと神とは…もったいないお言葉です！今後もどうぞこの作品をよろしくお願い申し上げます！ (2023年1月5日 13時) (
レス) id: 3856d765f2 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - またさしす組が揃っていることが嬉しすぎる。作者様神！ (2023年1月5日 11時) (レス) @page7 id: d247cc8728 (このIDを非表示/違反報告)
妖艶(プロフ) - とぴあさん» とぴあ様、何時も素敵なコメントをありがとうございます！拝見する度に私の励みとなっております…そしてアンケートのご解答にご協力頂き心より嬉しく思います。またリクエストまで…もうこれは感謝の気持ちを込めて書くしかありませんね！楽しみにしていて下さいませ♡ (2022年5月13日 11時) (レス) id: 5c369f111f (このIDを非表示/違反報告)
とぴあ(プロフ) - ダンスパーティー編、楽しみです！お相手、個人的にはやっぱり紳士ナナミンにエスコートされるようなお話が見たいのですが、五条先生のも見たい……ので、ナナミンにパーティーに誘われて途中で五条先生と取り合いされる……的なのでお願いします！！（欲張りセット） (2022年5月12日 18時) (レス) @page34 id: 713a1df7ae (このIDを非表示/違反報告)
妖艶(プロフ) - とぴあさん» とぴあ様、何時も嬉しいコメントをありがとうございます♡なんと…七海との一夜を気に入って下さっているとは変態作者嬉しゅうございます…そして悟ママと傑パパネタに笑って頂けてもう感謝感激です！今後も何卒この作品をご贔屓に！ (2022年5月6日 20時) (レス) @page19 id: 5c369f111f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妖艶 | 作成日時：2022年4月28日 14時
