呪術高専でカフェをはじめました【第四章】

癒しの時間【146】 ページ26

A『ふたりとも

ご注文は決まりましたか？』



釘崎『私、サーモンとほうれん草の

クリームパスタにする！

ドリンクはこの果物のスムージーがいいわ』



真希『私はこの牛の赤ワイン煮込みにする

ドリンクはそうだな…烏龍茶にすっか』



A『かしこまりました！

ではお作りしますね』



オーダを受けた順に調理をすると

出来上がったお料理を

夏油さんが綺麗に盛り付け運んでくれる

全ての注文を作り終えると野薔薇ちゃんと真希ちゃんの

パスタとステーキセットを作り目の前に置いた

もちろんドリンクも一緒に…




A『お待たせしました

遅くなってごめんなさいね』



釘崎『待ってました！

ん〜美味しい♡』



真希『気にすんな…こんだけ客がいればしょうがねぇだろ

美味い！やっぱり肉料理は最高だな』



A『ふふふっ、喜んでくれて嬉しいわ』



出来上がった料理にすぐ手をつけるふたり…

とてもお腹が空いていたのだろう

幸せそうに食べるふたりに私は例の事を話そうと話しかける



A『野薔薇ちゃん、真希ちゃん

おふたりに話したい事があるんだけど

食べながら聞いてくれるかしら』



釘崎『いいわよ！

なになに〜どうしたの？』



真希『面倒事か？』



ほっぺたを膨らませながら私を見る姿はとてもかわいい



A『面倒事ではないんだけど

実は私、来週1週間事情があって

高専を留守にする事になったんです…

既に夜蛾さんには話を通してあります』



真希•釘崎『んな！？』



A『この件はまだ公にはしていません

高専の方々には近々伊知地さんにお願いをし

ご報告をしようかと思っています』



釘崎『なんで…Aさん

何かあったの！？』



真希『何かあったんならちゃんと話してくれよ！！

あんたがいなくなるなんて…そんな…』



A『あらま…何だか誤解をしているわね…

1週間留守にするだけですよ？

私はちゃんと此処に帰って来ます』



真希『分かっているが

1週間もだぞ！？』



釘崎『私、Aさんに会えないなんて無理…』



真希『私達を置いて何処に行くってんだよ…』



しょぼんとしてしまうふたりに

私は胸が締め付けられる

これ以上悲しませたくないと思った私は提案を持ちかけた



A『ならば私と一緒に来ますか？』



そう言った瞬間

ふたりはカッと目を身開いて私を見た…

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