呪術高専でカフェをはじめました【第四章】

癒しの時間【133】 ページ13

《翌日》


七海『Aさん…Aさん…』


A『ん…』



私を何度も呼ぶ声が聞こえゆっくりと目を覚ますと

目の前にはスーツを着た七海さんがいた



A『七海さん？』



七海『おはようございますAさん』



A『おはようございます…今何時ですか…』



七海『6時30分です

まだ時間はありますから

ゆっくり支度をしてはいかがでしょうか

すぐ近くにバスルームがあります

ご用意をしていますので使って下さい』



A『ありがとうございます

ではお言葉に甘えて…』



私はベッドから出るとバスルームへと向かう

中へと入ると七海さんが準備してくれたのか

バスタオルや私が着ていたワンピースが棚に置かれていた

浴室へと入りシャワーを浴びると身体を綺麗に洗い

入浴を済ませると身嗜みを整えバスルームを出る

そのままリビングへと向かうと

七海さんがソファーに座り

コーヒーを飲みながら新聞を読んでいた




A『七海さん…お待たせしてすみません

お風呂ありがとうございました』



七海『いえいえ…さ、こちらにいらして下さい

朝食が出来ていますよ』



彼にそう言われてテーブルを見ると

そこには朝食が並べられていた



A『本当に何から何まで申し訳ありません

私とした事が情けないわ…』



七海『そんな事はありませんよ

昨夜私があれだけ貴女を抱いたのです

ですから少しでもゆっくりして頂きたいなと』



A『そ、そうでしたか…』



昨夜の事を思い出し

何とも言えない気持ちになっていると

七海さんがそれに気づいたのか妖しげな笑みを浮かべる



七海『貴女が私を求め快楽で乱れる姿…

とても良かったですよ？』



A『〜〜〜っ！！』



やっぱり彼は意地悪だと改めて思ってしまった私…

咳払いをしソファーに座ると

七海さんが作ってくれた朝食を頂く

そんな私の反応を見て彼はパンに手を伸ばし満足そうにする

ふたりで優雅に食事をしていると

ふとある事を思い出し私は青褪める




A『大変っ！！

昨日五条さんに連絡を取ってないわ』



七海『ですが留守にする事は伝えているんですよね？』



A『ええ…だけど泊まる事は伝えてないの

私、彼に電話をしてみます！』




まずいと思い鞄から携帯を取り出し開くと

私は目を見開く

画面には五条悟という着信履歴が凄い事になっていたからだ

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