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癒しの時間【3】 ページ4

どれだけ歩いたのだろう…

長い道を歩いていると

赤い鳥居があり

入る事に抵抗感があったが

恐る恐るそこを通ると

目の前に和風で大きな建物が突然現れた





A『どういう事…急に建物が』





驚いて辺りを確認していると

ひとりの男がこちらに向かって歩いて来た





?『あっれ〜?

何でこんな所に一般人がいるのかな

君、何者?

結界を抜けて侵入…

返答に寄っては身柄を拘束させてもらうよ』





目の前の男は私に向かってそう問うと

伺うように見て来る

目元は包帯のようなもので隠されており

表情は分からないが

警戒しているのが伝わってくる





A『突然すみません…

私はAと申します

怪しい者ではありません

私はこちらにいらっしゃいます

夜蛾正道さんという方と

お約束があり伺わせて頂きました

疑うのであればご本人に確認をして頂けないでしょうか』





?『へぇ…奴の客人か

なら話は別だ

僕が彼の元まで案内してあげるよ

ほらほらついておいで!』





急にガラリと態度を変えた男は

私に近づき手首を掴むと歩きだした





A『あのっ、私を疑っていたのではないのですか?』





?『疑うも何も君見たいな女性が

何か出来るなんてはじめっから思ってないよ〜

それに何か企んでたとしても

こうして僕が君を捉えておけば好きに出来るしね』





そう口元に妖しげな笑みを浮かべながら

飄々と言って退ける彼は相当な立場の人なのだろう…

男の背中を見てそう感じた





A『……』





そのまま男に手を引かれ

学校内に入ると長い廊下を歩き

ある部屋に着くと手を解放された





?『はい、着いたよ〜』





A『本当にありがとうございました

何かお礼を…』





?『いいのいいの

お礼は今度でいいよ

じゃあ僕、これから任務があるからまたね〜』





男は手をひらひらさせ

颯爽と歩いていく

そんな彼を私は引き止めた





A『あの、貴方のお名前を伺っても?』





?『あ、そうだった

名乗ってなかったね

僕は五条悟、グッドルッキングガイさ!

じゃあね〜』




高らかに名乗った男は鼻歌を唄いながら

その場を去っていく

私は彼のそんな姿を見て

まるで小さな少年のようだと思ってしまい

何だかおかしくて口元が緩んでしまう

完全に男の姿が見えなくなると

目の前の部屋のドアをノックした

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妖艶(プロフ) - 真琴さん» 真琴様、初めまして!嬉しいコメントをありがとうごさいます。とても嬉しいです…かしこまりました!今後も励んで参りますのでどうぞこの作品をお楽しみ下さいませ。ではまた何かありましたらお気軽に仰って下さいね(´∀`*) (2022年3月25日 8時) (レス) id: 5c369f111f (このIDを非表示/違反報告)
真琴 - 楽しく拝見しています。これからの展開が楽しみです!これからも頑張って下さい(* >ω<) (2022年3月25日 0時) (レス) id: a8ce27f951 (このIDを非表示/違反報告)
妖艶(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうこざいます!貴女様の五条に対する想いはとても伝わってきますが、以前何度かお伝えしています通り、まだこの作品も先が長い為どうなるか分かりません…ですが貴女様や皆様の為に素敵な作品を作って参りますので何卒ご了承頂ければと思います (2022年3月24日 7時) (レス) id: 5c369f111f (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 妖艶さん、この小説は五条悟オチに入りますか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?お願いします🙏 (2022年3月23日 21時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
妖艶(プロフ) - *+MR+*さん» 初めましてMR様、素敵なコメントをありがとうございます!実は名前変換をしていないのは意味がありまして…読者の皆様が各々思い描く自分を想像して頂きたいという意味で主人公を【貴女】と固定をしています。ぜひ次回のお話を楽しみにしていて下さいね! (2022年3月21日 20時) (レス) id: 5c369f111f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:妖艶 | 作成日時:2022年3月13日 15時

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