魔法にかけられて【30】 ページ5
ひとり残された私は
教室へと向かって歩いていた
するとその途中で
朝全校集会が行われた大広間に着く
貴女『此処は確か闇の鏡がある場所だったわね』
学園内の中でも一際目立つ場所で
ミステリアスな雰囲気があり装飾も華やか…
その場を通り過ぎようとしたその瞬間
空間が歪み、辺りは闇に包まれる
異常を感じた私は冷静に対処し
攻撃体制を取る
貴女『これは…なんなの』
辺りを見渡していると内部から声が聞こえて来た
厳格で重々しくその上感情が読み取りにくい…
？『そこの者よ…我の元へと参れ』
貴女『貴様何者だ…』
私は胸元から小刀を取り出し
相手へとゆっくり近づく
闇に染まった空間の中に入り真っ直ぐ進むと
目の前に鏡が現れた
貴女『これは…』
私が鏡を見つめていると
そこに顔が浮かび上がった
闇の鏡『我は闇の鏡…この学園を統べる者だ
お前が異世界から来たという者か？』
貴女『ええ…そうよ』
闇の鏡『なるほど…
お前から感じるその恐ろしい魔力は
懐かしく彼奴を思い出す』
貴女『彼奴？』
闇の鏡『今のお前が知る必要はない
だが覚えておくが良い
お前は偉大な7人の魔法使いの…
いやそれ以上の力を受け継いでいる』
貴女『何ですって
そんな事私は知らないわ』
闇の鏡『彼奴がそうしたのだろう
お前から記憶を消し、お前の力を封じている』
貴女『どういう事…
私は何も知らない…知らないのよ…』
闇の鏡『哀れ
だが何れその時が来る
お前が何者であり本来の姿を知る時が…』
貴女『……っ』
闇の鏡『さて時間だ
お前をこの学園に留まる事を許可する』
貴女『待ちなさいっ
話は終わってな……！！』
私が叫んだ瞬間、再び空間が歪み
元の空間へと戻された
目の前の鏡は普通の鏡へと戻っている
貴女『チッ』
複雑な感情を抱きながらも
私は小刀をしまい、感情を抑える為に一息つく
貴女『はぁ…まぁいいわ
何れ全てを吐かせてやる』
そう鏡に向かって呟くと広間出て
教室へと向かう
階段を上がり部屋を確認すると
3ーCと3ーD合同授業と書いてある
貴女『着いたわね』
私がドアを開けると
中にいた生徒たちがこちらを一斉に見た
生徒たち『ﾋｬｯﾎｵｵｳ、美女来たあああっ』
貴女『ふふふっ
みんな元気いっぱいね
さ、授業を始めましょう』
生徒たち『はーい！』
ヴィル『待ってたわよ、アンタ』
マレウス『さぁ、この僕を楽しませてくれ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 93人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
妖艶(プロフ) - たろ。さん» 確認しました！私でも気づかなかった誤字をご報告下さりありがとうございました！たろ様の瞳はマーベラスです･̑◡･̑ (2022年1月21日 21時) (
レス) id: 5c369f111f (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 妖艶さん» 29話の夢主のセリフが一部サムさんでした！ (2022年1月21日 21時) (レス) @page4 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
妖艶(プロフ) - たろ。さん» たろ様、初めまして。コメントを頂き光栄に思います…また夢主を気に入って下さり嬉しいです!またサムさんの件で何か誤字があったのかと焦り、小説を確認しましたが問題はなく、もしかして口調がルークぽいからですか？どちらにせよ笑って頂けて嬉しゅうごさいます´∀｀ (2022年1月21日 21時) (レス) @page9 id: 5c369f111f (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 途中サムさんが一人二役してるとこあって笑っちゃいましたw夢主理想的な女性すぎる… (2022年1月21日 19時) (レス) @page9 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - はい^_^ (2021年11月17日 19時) (レス) id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：妖艶 | 作成日時：2021年7月18日 18時
