私の兄ちゃん坂田銀時4【銀魂】【沖田総悟】

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「マジでかマジでか！！！

え、なになに、どこまでいった？」




「おい近藤さん、やめとけ。」




いや、男子中学生か……


土方さんの言う通り、普通に照れるからやめて、近藤さん。




「そうでさァ近藤さん。あんなことやこんなことをしたって言ったら、

こいつ恥ずかしさで燃えて灰になっちまいやす。」



『ちょ！！』



「そうなのそうなの！？！？」





近藤さん、めちゃ興味深々だし。





ていうか、そもそも！！




『そもそも、あんなこと……』




やこんなこと、は、してない、と、言おうとしたけど。




終業式の日の出来事を思い出す。

あれって、もしかして”あんなこと”に含まれる……？





『あんなこと……は、したの……？』





「……まァじでかァ！ずりィよ総悟ォ！俺もお妙さんとあんなことやこんなことや、そんなことしィたァいィ！」



「……まじかよ。」





自分の言ったことが恥ずかしくなって、慌てて俯く。


近藤さんだけなくて土方さんもびっくりしてるし。





ていうか、本当にあれは一体何だったのか。

そりゃ、ああいう種類のチューというか、キスもあることは知ってるんだけど、

ファーストキスで普通それやる？


ドエスってそういうものなの？





ちら、と沖田の方を見れば、すぐに目が合う。

また、つながる。




「テメェ、アホだな。自爆してどうすんでィ。」




『そっちが仕掛けたようなもんじゃん。』




あんなことやそんなこと、なんてわざわざ言わなくても……




前を歩く近藤さんはまだブーブー不平を言ってるし、

土方さんはそれを慣れた様子でなだめてるし、

よく見たら沖田の頭には寝癖がついてるけど、

それがいい。




1年前には持っていなかったもの。

今は、かけがえのない、大切なもの。




桜が散ってしまっていようとも、

今年のクラスがどうなろうとも、

ぎゅっと繋ぎあって離れずに、

きっとずっと、一緒にいたい。




この人たちとなら、いつまでも繋がっていられる気がする。







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