日常２８ ページ29
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｢及川ここで電話出ていいよ。外混んでるし。｣
｢いいの？ありがとうー！｣
そういって及川は手元のスマホを取った。私達は追加で注文した餃子を食べはじめる。
｢もしもし、？どうしたの急に。珍しいね。…うん…うんえ？？！！………うん。………分かった。いいよ。……こちらこそよろしく。…明日でいいかな？…はーいじゃあね。｣
及川は電話の先の誰かと話しながら、驚いたり、優しそうな表情になったり、嬉しそうだったり、眉間に皺を寄せたり、一人で百面相をしている。
電話を置いた及川に、花巻が聞く。
｢クリスマスに電話をかけてくるロマンティックな相手は誰よ。｣
｢………俺、彼女出来た。｣
｢｢｢｢…………は？？？？？？｣｣｣｣
及川の発言に、私達四人はフリーズする。この短時間で何があったとか、色々ツッコミどころが沢山ありすぎる。
｢その相手誰？｣
｢一組の黒川ちゃん。｣
松川が私達の気持ちを代弁して、質問する。相手の名前に私は反応する。あれ、一組の黒川ちゃん……！？
｢え、ほんとに黒川さん！？やった！勝った！！！｣
｢え、勝った？なんの話ししてんのA。｣
｢くっっそ、絶対笹原ちゃんだと思ったのに。負けた。｣
｢マッキーまで何の話さ！？？｣
及川を置いて盛り上がる私達。そうか、及川は覚えてないのか。まぁ、この賭けをしていたのも体育祭前だったから夏の話。忘れてもおかしくはない。及川に松川が言う。
｢覚えてない？俺達、及川が次一組の黒川さんか、二年の笹原ちゃんのどっちと付き合うか賭けてたの。｣
｢覚えてないんだけど…。ほんとお前ら悪趣味だね。｣
｢ちなみに、俺も松川も来栖も黒川に賭けてたから、花巻が負けだな｡｣
｢じゃあ、花巻ここのラーメン代私達に奢ってね。｣
｢はーーー！！黒川ちゃんにしときゃ良かった！！｣
及川に彼女が出来たことを祝う、という建前でチャーハンを頼む松川。多分松川は花巻に奢らせたいだけだ。
｢一歩先に彼女出来ちゃったごめんね皆☆｣
｢及川は記念日がクリスマスイブなの腹立つからチャーハン無しな。｣
｢ねぇ、ちょっとマッキー？？？｣
｢可哀想だから、餃子の皮だけやるよ。｣
｢岩ちゃんまで悪ノリしないで？！！｣
日常｢青城三年の悲しいクリスマスイブ｣
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米粉パン - さいっこうでしたっ！！！神作品をありがとうございます！！！ (2022年12月17日 6時) (
レス) id: 8b37d8f686 (このIDを非表示/違反報告)
米粉パン - 思わず笑ってしまいました。三年生がとっても仲良くて、いくら強豪の選手でも学生だなって思いました。国見くんのチア姿見てみたいですｗ (2022年12月17日 6時) (レス) @page47 id: 8b37d8f686 (このIDを非表示/違反報告)
焼肉のお供のご飯(プロフ) - めろんぱんさん» ありがとうございます！作者です！天才とか最高だなんて…照れちゃいます笑笑楽しんで頂けたのなら、書いたかいがあります！神作品だなんて言って貰えて私は幸せ！！ (2022年8月25日 7時) (レス) id: 91f2d1010a (このIDを非表示/違反報告)
焼肉のお供のご飯(プロフ) - おつゆ。さん» コメントありがとうございます！作者です。文才ありまくり！？嬉しいです！！言葉にして言ってくださると、すっっっごい嬉しい！！！ (2022年8月25日 7時) (レス) id: 91f2d1010a (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん - なんですか！！天才ですか！！もうっ！最高ですよっ！！めっちゃ面白かったです！神作品をご提供ありがとうございました！ (2022年8月17日 15時) (レス) @page46 id: 36a941d5ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼肉のお供のご飯 | 作者ホームページ：http://http://user.nosv.org/verifymail?u=solomon3240&hash=ff5a5c47ba09bb9e72...
作成日時：2022年4月8日 15時
