非日常2 ページ39
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及川達が席に戻ると、私のもとにはとある姉弟が近寄ってくる。
「Aー!とっても綺麗よー!」
「Aサン。今日はおめでとうございます!」
灰羽アリサと、灰羽リエーフだ。彼らは私の同業者。リエーフの方は最近、ハリウッドでの活躍も期待されているくらいの人気俳優である。
「Aといっしょにバレーのドラマに出れるなんて凄い嬉しい!頑張りましょうね!」
そういって話していると、大学での友人が私に声をかけてきた。
「A!今日はありがとう。凄くきれい。」
「キレーじゃん。来栖。いや、国見?」
同じ大学だった、雀田かおりと黒尾鉄朗だ。彼らは東京の高校で、何度か練習試合を汲む仲だったらしい。今回のドラマの撮影には黒尾に協力してもらっている。
「ほんっと、あれからよくもまぁこんな人気女優にまで上り詰めたね。私あの時ほんとに焦ったんだから。」
かおりがいうあの時とは、私が芸能事務所にスカウトされた時のこと。あれは、大学三年の駅でかおりと食べ歩きをして、かおりがお菓子の新作を買っている時だった。
「あの、芸能事務所に興味ありませんか?よければ是非事務所と契約をさせて頂きたく、」
「あ、はい。いいですよ。」
「え、ちょっとA!?軽すぎるって!!」
名刺をもらって、お財布にしまう。お菓子の新作の行列からさけぶかおりに笑いかけながら、どうするか決めたら是非連絡を頂けるとありがたいです。というスカウトマンを見送る。そうして、私は女優への道に進んだのだ。
「Aやばいな。それでオーディション通って、初ドラマでブレイク??奇跡だろ。」
「お黙り黒尾。あのコヅケンとYouTube計画中止にするよ。」
「サーセンした。」
黒尾とかおりが席に戻って、リエーフ達と話に行く。横の英も友達と話し終わったようで。二次会はとても賑わっていた。英がこちらを見る。
「Aさん、交友関係広すぎ。俺、灰羽姉弟死ぬまでに生で見れるとか思ってませんでしたよ。」
「いや、でも英の周りには懐かしい人があつまってくるからな。ほら噂をすれば。」
近くによってくる一人の影。相変わらず高身長。
「金田一、久しぶりだね。」
「お久しぶりです。国見も久しぶり。」
「ん。」
かわいい後輩金田一。影山は練習忙しくて来れないらしい。影山は今や私よりも有名なのだから仕方ない。
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米粉パン - さいっこうでしたっ!!!神作品をありがとうございます!!! (2022年12月17日 6時) (レス) id: 8b37d8f686 (このIDを非表示/違反報告)
米粉パン - 思わず笑ってしまいました。三年生がとっても仲良くて、いくら強豪の選手でも学生だなって思いました。国見くんのチア姿見てみたいですw (2022年12月17日 6時) (レス) @page47 id: 8b37d8f686 (このIDを非表示/違反報告)
焼肉のお供のご飯(プロフ) - めろんぱんさん» ありがとうございます!作者です!天才とか最高だなんて…照れちゃいます笑笑楽しんで頂けたのなら、書いたかいがあります!神作品だなんて言って貰えて私は幸せ!! (2022年8月25日 7時) (レス) id: 91f2d1010a (このIDを非表示/違反報告)
焼肉のお供のご飯(プロフ) - おつゆ。さん» コメントありがとうございます!作者です。文才ありまくり!?嬉しいです!!言葉にして言ってくださると、すっっっごい嬉しい!!! (2022年8月25日 7時) (レス) id: 91f2d1010a (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん - なんですか!!天才ですか!!もうっ!最高ですよっ!!めっちゃ面白かったです!神作品をご提供ありがとうございました! (2022年8月17日 15時) (レス) @page46 id: 36a941d5ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:焼肉のお供のご飯 | 作者ホームページ:http://http://user.nosv.org/verifymail?u=solomon3240&hash=ff5a5c47ba09bb9e72...
作成日時:2022年4月8日 15時