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この辺は住んでいるわたしの方が知っているということで、たまに行く居酒屋の暖簾をくぐった。
「いらっしゃい！お二人さん？」
A「そうでーす」
「ごめんね、もうカウンター席しか空いてねぇんだわ」
A「カウンター席でも大丈夫ですか？」
翔「どこでも大丈夫だよ」
一応部長に確認してから、混んでいる店の奥へと進む。
笑い声とかでワイワイとしている座敷の横を、靴とかを蹴ったりしないように１列になって歩く。
入り口から一番遠くて、一番人が通りにくい壁際のカウンター席が、２つ並んで空いていた。
A「……ぁ、」
翔「どうかした？」
A「あ、いえ、座りましょう」
人があまり寄らない奥のカウンター席は…よくカップルとかが利用していて、大将も男女二人組が来ないと案内しないから、埋まらない日は、どんなに混んでいても絶対に埋まらない……
それを知っている常連さんとかは、この席を恋人席って呼んで、そこに座るのが夢だと言ってる人もいる……のを、思い出した。
部長がこの話を知っていることはないと思うけど……
一番端の席にわたしが座って部長がその隣に座る。
メニューを開いて、どうする？って聞く声が信じられなくて…
差し出されたメニューを覗いても、肩が触れる距離に緊張して、頭に入ってこない…
翔「……、高橋さん」
A「、あ！はい！」
頭がいっぱいいっぱいで、何度目かでやっと呼ばれてるのに気づいて顔を上げると、「すげぇ真剣に見てたね」って、笑われた。
A「……すいません」
翔「いいよ、俺もこういうのすげぇ悩むし(笑)」
そう言って笑うのに、「悩んじゃいますよねー」って乗っかっておく。だって何も考えてませんでした、なんて絶対言えない。
翔「ビール飲める？ビール頼んでもいい？」
A「・・あ、大丈夫です。あ、でもグラスにしてもらっていいですか？」
翔「あ、苦手？」
A「ビール合わないのか、酔いやすいんですよ」
翔「あ？そうなのか、了解。じゃあ一個グラスで生２つとー、……高橋さんのオススメってなにかある？」
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nao(プロフ) - ななさん» とんでもないです！これから楽しみにしていますので、頑張って下さいね!!翔くんが上司だったら会社も行きたくんなるなあ…現実は、嫌われ嵐で翔くんが言った言葉をリアルに言った人です(泣) (2015年2月21日 17時) (
レス) id: f8ec77e678 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - naoさん» 大変失礼しました。公開しましたので……！ポンコツですいません！！！！ (2015年2月21日 17時) (レス) id: 60f14dd5a1 (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - ななさん» ありがとうございます!あまりオフィスものって無いので、喜んで読んでいます！ホントごめんなさい！24話も無いみたいですよ… (2015年2月21日 16時) (レス) id: f8ec77e678 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - naoさん» naoさんご指摘ありがとうございました！ちょくちょく公開していくので、楽しみにしていただけると嬉しいです(*´∀｀) (2015年2月21日 13時) (レス) id: 60f14dd5a1 (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - こんにちは！楽しみにさせて頂いています！すみませんが、何話かとんでいるようです。確認お願いします。続き楽しみにしていますね。 (2015年2月21日 12時) (レス) id: f8ec77e678 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にか | 作成日時：2015年2月17日 17時
