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茉尋「え！高橋、好きな人いるの！？」
美咲「誰、誰！？」
会社の前の喫茶店で、わたしは他の部の片瀬茉尋と宮下美咲と昼休憩に来てた。
A「あ、いや、好きじゃなくて、いい人だなぁ…って」
きっかけなんて、たぶんあの日以外に考えられない。
次の日の会議に急に使うということで、資料をつくるために残業してたあの日。
ほんとに急がないと終わらないから、新しい紅茶を入れるのも惜しんで、ひたすらキーボードを叩いてた。
残業してた人たちも帰って、たぶんこの階にはわたししかいない。
やっと終わったとき、後ろから伸びてきた手が、コン、と軽い音を立ててマグを置いた。
A「え、」
翔「お疲れ様。」
A「え、あ、お疲れ様です！」
慌てて立ち上がりながら時計を見ると、９時になる頃。
部長は自分の分のコーヒーを片手に、パソコンを覗き込んだ。
翔「終わった？」
A「はい、一応」
翔「飲みな？(笑)」
A「あ、いただきます」
部長が淹れてくれたのはコーヒーで、まだ少し熱かったけど、一口飲む。
……やっぱ苦い。
コーヒーは苦手だけど、部長が淹れてくれたのに残すわけにもいかなくて、一気にぐいっと飲み干す。
思わず少しだけ顔をしかめちゃったけど、部長もコーヒー飲んでたから、たぶんバレてない…と、思う。
整った部長の横顔を見てると、部長は渋い顔して舌を出した。
翔「粉入れすぎた……」
A「えっ」
翔「苦すぎたね、ごめん(笑)」
A「いえ、ありがとうございます(笑)」
少し申し訳なさそうな顔をして笑う。
なんというか、かっこよくて、可愛い。
そういえば、この距離で顔見るのって初めてかも。
未だに苦ぇ苦ぇって言ってる部長がおかしくて笑うと、部長も笑い返してくれる。
A「そういえば、どうして部長まだ残ってるんですか？」
翔「……へ、」
部長のことだから、残業なんてめったにないのに。
そう訊くと、部長は、たまにはねって笑う。
翔「帰る？」
A「はい、もう帰ります」
翔「よし、」
そう言ったが早いか、部長は自分のデスクから荷物も車のキーを取り出して、またわたしの横に立つ。
翔「駅まで送るよ」
A「えっ！」
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nao(プロフ) - ななさん» とんでもないです！これから楽しみにしていますので、頑張って下さいね!!翔くんが上司だったら会社も行きたくんなるなあ…現実は、嫌われ嵐で翔くんが言った言葉をリアルに言った人です(泣) (2015年2月21日 17時) (
レス) id: f8ec77e678 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - naoさん» 大変失礼しました。公開しましたので……！ポンコツですいません！！！！ (2015年2月21日 17時) (レス) id: 60f14dd5a1 (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - ななさん» ありがとうございます!あまりオフィスものって無いので、喜んで読んでいます！ホントごめんなさい！24話も無いみたいですよ… (2015年2月21日 16時) (レス) id: f8ec77e678 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - naoさん» naoさんご指摘ありがとうございました！ちょくちょく公開していくので、楽しみにしていただけると嬉しいです(*´∀｀) (2015年2月21日 13時) (レス) id: 60f14dd5a1 (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - こんにちは！楽しみにさせて頂いています！すみませんが、何話かとんでいるようです。確認お願いします。続き楽しみにしていますね。 (2015年2月21日 12時) (レス) id: f8ec77e678 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にか | 作成日時：2015年2月17日 17時
