13話《NG2》 ページ5
嗚呼、ブチャラティ……。
あなたって、なんて素敵なの?
サラサラとした髪、本当の穢れを知らない目…。
その目をくり抜いて、ホルマリン漬けにしてずっと見つめていたいくらい綺麗だわ…。
時なんて忘れるほど素敵な時間を過ごせそう。
ブ「……ノルン?大丈夫か?」
『え?………ああ、ごめんなさい。ちょっと見とれてたの…、ブチャラティの目が素敵すぎてホルマリン漬けにしたいなって…』
ん?……………………………………あ。
ブ「そ、そうか……ははっ、そうか………」
ま、間違えたー!!ブチャラティ引いちゃってるじゃあないの!!!
セリフ間違えちゃったわよ!!ど、どうしましょ!!
え、どうやって切り抜ける!?
無理だわ、これは切り抜けられないやつよ!!
ブ「お、俺も………俺も、Aの目を……ホルマリン漬け、にしたい………ぜ………」
あ〜〜〜〜〜〜!!!!
ブチャラティ、ごめんなさい!!!!
無理にアドリブさせてごめんなさい!!!!
なんて素敵なの!!!!
『ほ、本当に?……う、嬉しいわ…。……………、……………セリフ、間違えて………ごめんなさい………』
ブ「大丈夫だ、A。失敗や間違いは誰にでもあるさ」
『ありがとう、ブチャラティ…』
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作者名:乾物にぼし | 作成日時:2019年3月11日 22時