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「どうする？行く？行かない？」
今日は金曜日
帰らなくても良いよね……
「行きます」
先生はニヤリと笑って私に手を差し伸べた
お兄ちゃんには『友達の家に泊まる』と伝え、差し伸べた手を握った
先生の家は11階にあって、夜景が綺麗に見える
部屋の中はシンプルで
白と黒で統一されている
綺麗好きと分かるくらいに整理整頓されている
のに、チラつく朱殷のシミ
血だと思われるそれを見て見ぬふりをする
どうしたらいいのか分からなくて立ち尽くすと、ソファに座るよう促される
「勉強していいですか？」
「はは！ここでも勉強？」
「勉強しないと……だれも褒めてくれない」
先生は私の隣に座って、頭を2回撫でた
「気張らなくていいんじゃね？少なくとも俺の前では」
先生のいる空間は、
何も気を使わなくていいような気がして
心地が良かった
毎週金曜日は先生の家に通っては居心地のよい空間に浸っていた
火曜日
そろそろ帰ろうかなと鞄を手に取る
火曜日の担当は渡辺先生では無いから、そのまま帰ろうとしていた
空き教室の前を通ると、
「いっ！」
走り出す
若い女の子の声と、
「くそ、」
「渡辺先生」
朱殷に染まった先生だった
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阿部翔華 - 翔太！？なんか怖いかも（笑）これはお兄ちゃんが亮平ってことですかね？なんか翔太×血って言う概念がなかったのですごく面白いです。これからも頑張ってください。 (2020年7月11日 21時) (
レス) id: 2b51865c27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈍 | 作成日時：2020年7月11日 19時
