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「よーし、こんなもんかな。Aさん手伝ってくれてありがとう」
「いえいえ、お役に立てて良かったです」
ありがとうと頭を撫でてくれる深澤さんは
私の事妹として見てるのかな
なんて事考えてるのだろうか
「お昼ご飯一緒に食べに行こっか」
「いえいえ、そんな!」
「もしかしてお昼持ってきてた?」
「いえ、今からコンビニに買いに行こうと思ってました」
「じゃあ行こう。俺の奢り」
腕を引かれると鈍痛が走る
昨日翔太が殴った所だ
「……っ!」
声にもならない、痛みへの反応が出てしまい
深澤さんはそれに心配したのか私の顔を覗く
「ごめん。強く引っ張ったかな?」
「いえ、ごめんなさい」
「俺の勘違いならごめんだけど、Aさん、暴力されてない?」
「え、なんで…」
「……俺の勘。だけど、当たってる気がするんだ」
この傷は私への愛情だと思っている
でもいざ他人にそう言われると
実感が湧いてきて、頭が混乱する
「深澤さん、迷惑かけてすみませ…」
謝ろうとした時
深澤さんの煙草の匂いが鼻腔をくすぐった
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nyan,(プロフ) - めちゃくちゃお話すきです!更新楽しみにしてます( ; ; ) (2020年7月29日 19時) (レス) id: a978adf168 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈍 | 作成日時:2020年7月24日 4時