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「おはようございます」
出社して自分のデスクへ
「Aさんおはよう」
「えっ、あ、深澤さんおはようございます」
何故か変な意識をしてしまい
深澤さんが不思議そうに私を見る
「暑いのに長袖着て平気?」
「クーラーでよくお腹壊すので、ちょうどいいです」
この下には見せられないような痣がたくさんあるから
消えて欲しいのにずっと残り続けてる
「今日なんだけど、資料の整理しなきゃいけないんだ。Aさん手伝ってくれる?」
「大丈夫ですよ」
「良かった。じゃあ朝礼後よろしくお願いします」
「あ、あとさ。連絡したんだけど見てない?」
あ、削除したんだった
でも仕事の事で必要なかもだし
「すみません間違えて連絡先削除してしまいまして……」
「まじか、じゃあもう1回交換ね」
「すみません…」
「ありがとう、でしょ?」
その笑顔が素直に眩しい
翔太は普段笑わなくて、ずっと険しい顔してるし
深澤さんと話すことで安心している自分もいる
仕事は翔太の監視も無いし、自由だ
このまま逃げ出したいけど
「険しい顔してるぞ〜〜」
「いった、」
「あはは、今日も頑張りますか!」
「朝礼始めるぞー」
部長の声がして席を立つ
深澤さん、私の事連れ去ってくださいよ
なんて重いことも言えない
朝礼で深澤さんの背中を見つめながら
そう思った
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nyan,(プロフ) - めちゃくちゃお話すきです!更新楽しみにしてます( ; ; ) (2020年7月29日 19時) (レス) id: a978adf168 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈍 | 作成日時:2020年7月24日 4時