愛と欲望の日々 (ページ2)

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幸せな日々が続いて1年

ある日を堺に雲行きが怪しくなる

翔太とは、社会人として社会の波に押しつぶされそうになっていた

私は翔太よりも3つ下で大学生だから苦しみを分かってあげることは出来ない

翔太には営業のノルマがあって、ノルマ達成の為に必死になっていた

「翔太おかえり」

「……」

私の会話に対してほとんど返答しなくなっていた

「ご飯ハンバーグだけど食べる？」

「……先輩と食ってきた」

「そっか、じゃあ冷蔵庫に入れておくからまたお腹すいたら食べてね」

1年前はあんなに喜んでくれてたのに

と思いながらラップをかける

翔太の分かりやすい舌打ちを聞いて

下を向いてしまう

目の前には翔太

「あのさ、俺疲れてるんだけど」

「ごめんなさい」

「帰ってきたら、お前のピーピーうるせぇ声聞いて余計に疲れるんだわ」

「ごめんなさい」

「だから喋んなって言ってるだろ！」

パチン

乾いた音が響いた

その後じわじわと頬に痛みが広がる

私、翔太に打たれたんだ

「……ごめ、なさ…」

「はぁ。お前、日本語も分かんねーのな。」

「やっ、ごめっ、翔太ごめ、なさっ」

「うるせぇってんだろ！」

その日から私は翔太から暴力を受けるようになった

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