ヒーロー科に転校生が来たようですよ？ (ページ13)

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蛇が十一匹ページ13

相「ゴホンッ//えー、気を取り直して、授業始めるぞ」

全「はい！」

瀬「せんせー、今日は何するんですか？」

相「今日は、お前らに一人ずつ加ヶ知谷と戦ってもらう。

　もちろん個性のしようは可だ」

全「ええ⁉」

　一対一ですか…なかなかに面白そうです。

相「相手を行動不能にするか降参させるかすれば勝ちだ。

　順番はくじで決める。いいな、加ヶ知谷」

　「ええ、もちろん。構いませんよ」

飯「お言葉ですが先生！一対一で、しかも個性の使用が可能な戦闘など

　厳しすぎると「いいんですよ飯田さん」加ヶ知谷君！しかし、」

　「あなたはきっと、無個性である私のことを気遣ってくれたのでしょう。

　その思いを踏みにじるようで申し訳ないのですが、今後一切

　そのようなことはしないで頂きたい」

飯「何だって？」

　「当たり前ですが、無個性の私がヒーローになることは決して容易なことではありません。

　しかしだからといってそれに甘えていてはいつまでたってもヒーローにはなれない。

　ですから飯田さん。皆さんも、私を無個性だからと助けようとしないで下さい」

　そうでないと、私は前に進めない。

飯「そうか…わかった。しかしそれなら悪いことをしたな、すまない」

　「いいえ、お気になさらず。気にしていませんから」

切「俺もわかったぜ加ヶ知谷ァ!!!お前めちゃくちゃ漢らしいな!!!」

上「俺も！」

芦「私もー！」

爆「言われんでも甘やかしたり何かしねえわ！」

　「皆さん…ありがとうございます」

　私は…いい人たちに会えたものです。

相「そういうわけで、サッサといくぞ。

　最初の相手は…切島だな」

切「お、俺⁉」

　「よろしくお願いします」

切「お、おう…」

　さて、今の自分の力でどこまでいけるか、

　これでやっとハッキリする。

　楽しみだ。