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玄関を出た先には、くりくりしたでかい目のした女の子が立っていた。
「生お茶子！？」
お「おぉどうした！？朝から元気やね！」
「ねぇねぇこれ夢だよね？にしてはリアルすぎん？
ね、にしては長すぎん？」
お茶子は首をこてんと傾かせた。
いや萌えぇ！！
バカかわいいだけだから！
お「これ夢やないよ？大丈夫？」
いやさ、かわいいけどさ、真顔で「大丈夫？」はやめよ。
僕の頭がおかしくなったみたいやん。
私は自分の制服の左ポケットからあるものを出すと、左手首にあてて一気に引く。
お「ちょっ！A！？何してるん！？」
え、まって痛い。
なにこれ現実じゃん。
これってまさか、いわゆるトリップ的なもん？
あ、そういえば僕個性真似やんな。
これ治療できるんかな。
いけるよな。
私は右手を左手首におくと、ものの数秒で痛みが引く。
「あ、治った」
お「バカなの！？バカなの！？そんなんやめてよ！！」
お茶子は涙目になりながら、私の制服を引っ張った。
あ、まってこれ死ぬわ。
この世界で生きていける気がしない。
絶対萌え死する←
「あ、ごめんお茶子。これ夢やないんやね…。
学校、行こっか…」
私たちは二人並んで、学校へと急いだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
一ノ瀬 A
個性:真似
見たものを一瞬で真似できる
頭の中で創造したものでも、現実で出来てしまう
容姿:淡いピンクのボブヘアー
前髪は後ろの髪と同じくらい長いので、七三の割合で横流しにしている
目は青色
発育の暴力
やおももと同じくらいかそれ以上
身長:150センチくらい
受験なんてクソくらえだ→←僕の個性ってなんだよ、使い放題じゃん
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作者名：さちゃ | 作成日時：2020年5月2日 1時
