ここどこやねん ページ2
ピピピピ、ピピピピ
「ん…は、ねむ…」
…ん、ピピピピ？
目覚まし時計？
え、僕毎朝ピースサインで起きてるやん。
なぜ？
私は起きてスマホを触る。
え、そもそもアラームにピースサイン設定されとらんのやけど。
え、こわ。ホラーやん。
ま、とりま支度すっか。
布団から出ようとした瞬間。
「いやここどこ」
私が昨日寝た場所と全く違う場所だった。
「我は夢を見てる？
あ、これ夢だって分かってる系の夢？」
私は一人で納得して部屋を出る。
ドアにはAとかかれたプレート。
「よくできてんのな」
しかもマンションじゃなくなってる。
一軒家になっとる。
夢だったんだよな。
一軒家に住むって。
まぁ夢なんだけど←
私は階段を降りて洗面所らしき所へ行く。
顔を洗って鏡を見ると、顔立ちは全く変わってないのに目が青色になって、おまけに髪の色は薄いピンクになっていた。
「…すっげぇ」
私は制服らしき物に着替え、リビングらしき所へ行く。
この夢どこか全く分からないから、全部『らしき』だな…。
なんか疲れたわ。
夢なんに。覚めてぇ←
？「あ、おはよう。
ママたち明日から海外出張だから、留守番よろしくね」
「え、ポコや」
マ「そうだけど何よ」
「僕さ、今夢だって分かる夢みてんだよね」
マ「へぇ、どんな夢？」
「え、だから今これが」
マ「は？」
いやポコは？はないやろ。
は？は。かわいい娘やぞ、相手。
私がイスに座ってご飯を食べようとした時、手にコップが当たり床に落ちそうになった。
私はそんなとき呑気に、これ個性で浮かせたらいいのにと思っていた。
まさか本当におきるなんて知らずに。
僕の個性ってなんだよ、使い放題じゃん→←推しの為なら何でも犠牲にできるよね
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作者名：さちゃ | 作成日時：2020年5月2日 1時
