引っ越し祝い 〜潤side３ ページ36
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和：「にしてもさ、A・・・えっ、リーダーだよ？
男だよ？・・・てか、おまえ・・・バカだろ、それ」
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「言い過ぎだろ、ニノ」・・・って言う前に
やっぱり、この単語にはこいつが真っ先に反応する
雅：「ちょっと、ニノ！
Aちゃんにバカって言うなよっ。
もとはと言えば、ニノが悪いんだからねっ」
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・・・せっかくAちゃんを庇ったのにな。
翔：「相葉ちゃんもさぁ、ひどいよね？
俺がAちゃん口説くって・・・しかもニノが寝てる隙に
・・・ほんとにすると思った？」
翔さんの怒りの矛先は、今度は相葉ちゃんに向いて
雅：「・・・ごめん、翔ちゃん・・・」
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潤：「ま、ま・・・翔さん・・・ね？」
見かねて俺は口を挟みつつ、Aちゃんを振り返る
潤：「そんな責めんなよ・・・逆にAちゃんも気にしちゃうだろ」
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もう・・・みんな、どんだけガキなんだよ。
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翔：「・・・ごめん・・・」
なんとなく、全員が耳垂れた空気の中
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潤：「はいっ、これ・・・持ってきたから飲もうぜ？」
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「お祝いの続き、しよーぜぃ」と紙袋からワインを出す
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智：「・・・んっ、みんな揃ったことだしね」
雅：「よしっ、じゃあ、もっかい乾杯しよっか・・・ねっ？ねっ？」
翔：「・・・そーだよ、オレら、お祝いしてたんじゃん！」
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オレはAちゃんの手をひいてニノの隣に座らせると
潤：「あなたはこっちね？」
代わりにリーダーを引っ張ってきてラグの上に座らせる
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ニノは、メンバーに「痴話喧嘩」を見られたのがよっぽど恥ずかしいのか
まだ顔赤くして、ぶすっとそっぽ向いてっけど
・・・ちゃんと気づいたよ？
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ニノが、さりげなくAちゃんの腰に手をまわして
小さな声で「・・・ごめん、A」って謝ったの。
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まだ俯いてるAちゃんも
ニノにそっと身体寄せて・・・小さく頷いて。
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ま、このワイン飲んだら、オレら
そこそこのタイミングで引き上げっかな？
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だって・・・
恋人たちの甘い夜・・・
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ジャマするわけ、いかねーじゃん？
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