引っ越し祝い 〜潤side１ ページ34
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せっかくのニノたちの同居祝いに
仕事とは言え遅くなっちゃって
申し訳なく思いつつ急いで向かったんだ
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マネージャーにニノんちまで送ってもらって
教えられた部屋まで上がってインターホンを鳴らすと
出迎えてくれたのはAちゃん
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ちょっと笑顔が強張ってたし
なんかあったかなーとは薄々察したけど
部屋に入ったとたん、その空気に
・・・さすがに突っ込んだよね、オレも
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潤：「えっ、なに・・・どうした？」
ソファにあぐらかいて、明らかに不機嫌なこの家の主人
その隣には、口半開きで気持ち良さそうに眠るリーダー
向かいには、妙に落ち込んだ風の翔さん・・・なで肩が一層下がってるって
で、ニノと翔さんを交互に見つめて、相葉ちゃんがオロオロしてる
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オレの声聞いて振り返った翔さんには
翔：「もう、遅いよー松潤」
って・・・なんでオレが怒られるわけ？
もう一度「どうしたんだよ？」って訊いても
翔さんはただ首を振るだけで
・・・ちょー、意味わかんねぇし
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和：「どうしたもこうしたも・・・人がちょっと寝ちゃった隙にさ」
ニノが顎触りながらぶつぶつと喋りだすと
俺の後ろから急にAちゃんの声が飛んでくる
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A：「・・・櫻井さんは、悪くないもんっ」
和：「じゃあなによ、Aから翔さんを誘惑したの？」
A：「おにぃ・・・何言って・・」
翔：「ニノっ、違うよっ」
二人の声がかぶる
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状況全く掴めないながらも
ニノの珍しく感情露わな感じが・・・オレ的にすげー面白くて
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雅：「ま、きっとね？ 二人にも言い分はあ・・・」
間に立って何か言いかけたこの人も
和：「ちょっと相葉さんは黙っててよ」
翔：「そもそも相葉ちゃんが勘違いすっからだろ」
瞬殺で黙らされて
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「・・・まーくんに八つ当たりしないでよ」
遠慮がちなAちゃんの声がしたけど
ニノに睨まれてオレの背中に隠れる
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潤：「だから、何があったのよ」
もはや苦笑するしかなくて
そんなオレのシャツを握って
Aちゃんが、ニノに向かって言い放った
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A：「一番悪いのは、おにぃだからねっ。
そんなに好きなら・・・大野さんと付き合えばいいじゃんっ」
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