差し入れ２ ページ18
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A：「ありがとうございます」
お礼を言って差し入れを受け取り、台所へ持っていき、
櫻井さんにコーヒーをお出しした後
早速おかゆを作っておにぃに持っていくと・・・
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和：「食べさせて、A」
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私は思わず耳を疑って・・・だって
そんなこと、普段、絶対に言うようなおにぃじゃないから。
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櫻井さんも呆れた様子で「自分で食えよっ」と笑う。
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和：「昨日食べさせてやったじゃん」
本気か冗談か、しれっと言ってのけるおにぃに
櫻井さんの方が照れちゃって
翔：「じゃあ、オレはそろそろ失礼しようかな。」
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立ち上がって、帰り支度をするのに
和：「ありがとね、翔さん。」
おにぃは、呑気に手を振って。
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翔：「あっ、そうだ、そうだ」
そう言って櫻井さんがもう一つ・・・
翔：「はいっ、プリン・・・
Aちゃんが好きって聞いて」
A：「あーっ、ありがとうございます！大好きです！」
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思わずはしゃいだ私に
「よかった」と言って笑って
翔：「オレも好きなんだ・・・その、プリン」
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櫻井さんを、玄関まで見送って
A：「なんだか、すみません。
おにぃ・・・風邪ひくと、こんな甘えんぼになっちゃうなんて」
恐縮する私に、櫻井さんは可笑しそうに言う。
翔：「ニノ、Aちゃんといると、楽しそうだね。」
A：「そうですか？」
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私には・・・嵐のみなさんと一緒のときの方が
ずっと楽しそうに見えるけど・・・。
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翔：「うん・・・お似合いカップルだと思うよ。」
優しく言ってくれて、私はそれがすごく嬉しくて
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翔：「それに、風邪のせいじゃなくてさ、
オレのせいかも・・・ニノが甘えんの。
よかったよ、相葉ちゃん、連れてこなくて」
A：「・・・え？」
翔：「だって・・・きっと、もっと妬いちゃうでしょ？・・・ニノ。」
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